手首を骨折し手術しましたが捻ると痛いです。 リハビリで動きが戻るのでそうか?

「Q.左手首を骨折して2か月半。完治しましたが、ねじると痛く、不便です。

しなやかに動くようになりますか。(57歳女性)」

 

A.手首に近い部分の骨が折れる「橈(とう)骨(こつ)遠位端骨折」の

ことが多いですね。骨をつなげるためのは、骨折面を合わせた「整復位」の

状態で、ギプスやプレートを使って固定します。

 

特に、ギプスで固定すると、安静にするため、手の筋力が落ちます。

関節の周囲の組織がくっつき、手首や指の動きが悪くなる「拘縮」も

起きます。 

 

そこで、骨の癒合を妨げない範囲で、手関節を動かすことが大切です。

タイミングや動かす強さは、骨折の治り具合を見て主治医が判断します。

 

すでに骨が癒合しているのであれば、無理のない範囲で手関節を動かす

リハビリをすべきでしょう。左手を意図的に使って筋力を強くします。

 

拘縮を軽くするために、右手で左手の関節や指を曲げたりのばしたりします。 

手首を動かす方向は、手のひら側、手の甲側、小指側、親指側、といろいろあります。

 

さまざまな方向に曲げてください。また、肘を90度に曲げ、肘から手先までを

一塊として考えて、手のひらを上に向けたり下に向けたりして手首をひねることも大切です。

運動を続ければ、動かしづらさは徐々に改善していくと思われます。

(藤田保健衛生大七栗サイトリウム病院長、リハビリテーション科教授)