検査で関節リュウマチと診断され、薬で治るか不安です。

Q:関節リウマチのため、抗リウマチ作用を持つ薬剤メトトレキサートを

服用していましたが、炎症があり、生物学的薬剤を勧められました。

高額ですし、手が震えて自己注射が難しいので迷っています。(70歳・女性)

 

A:関節リウマチは、免疫の異常から起こる炎症性の疾患です。

全身が消耗し、肺や心臓など、関節以外の症状もあります。

 

放置すると進行し、大きな障害が残ります。現在は優れた治療法があり、

進行を抑えて不自由なく生活できるようになりました。

 

そのためには治療の選択と継続が重要です。

メトトレキサートを優れた薬剤で、国際的にも第一選択薬として

推奨されてもいます。

 

しかし、質問者のように十分効かない方もいます。

この場合、薬剤の併用や切り替えなどを検討します。

 

生物学的製剤は、十年ほど前に国内にも導入されたタンパク質の薬剤で、

七種類が医療保険の対象。点滴か皮下注射で、経口薬はありません。

 

年間の自己負担額(三割)は五十万前後。高額療養費制度の対象です。

一部の薬剤は自己注射(自宅での注射治療)が可能で、家族に打って

もらうこともできます。

 

感染症をはじめとする副作用には注意が必要です。しかし、抗リウマチ作用は

非常に強く、まったく病気を意識せず過ごせる「寛解」が治療目標となっています。

(名古屋大学医学部付属病院長、整形外科教授)