自律神経失調症

自律神経は内臓や血管など全身に分布し、気温の変化や

精神的なストレスなどの刺激の変化の中で体内の状態を

一定に保つ役割をします。

 

自律神経には体をバランス良く機能させるため「交感神経」と

「副交感神経」というふたつの神経が相反する働きをします。

 

簡単に言うと、交感神経は日中の活動的に動く時に優位にり

副交感神経はリラックスし体を休息させる時に優位にはたらきます。

 

自律神経の不調は、この二つの神経が優位に働く場面で

優位にならないなど、”切り替え”がうまくいかなくなった状態です。

 

春に自律神経の不調が起こる原因として、気温差が大きく体温調節が

うまく機能しなくなります。また入学や就職など環境が変わり、精神的な

ストレスから自律神経のバランスを崩すことがあります。

不調を感じた時の対処法

腹式呼吸によるリラックスや体を元気づけるカルシウムや

ビタミンC、B1の摂取を勧めています。またリズムのある生活が

大切です。

 

健康を保つには、適度に交感神経と副交感神経がうまく

一日の中でも切り替わりながら、生活をすることが重要ですね。

 

その証拠に、一日中家でごろごろしていても(副交感神経が優位)、

体はすっきりせず逆に重だるく感じてしまいます。

 

またずっと精神的な緊張が続く状態(交感神経が優位)でもやはり

自律神経の不調をきたしてしまいます。

自律神経の働き

自律神経は、専門的に書くと交感神経はT1―T3の前根から

分かれて交感神経幹に入りニューロンを変えて内臓

(腹腔神経節=太陽神経叢、上・下腸間膜神経節)に分布しています。

 

副交感神経は脳幹部(中脳、延髄)の動眼神経、顔面神経、舌咽神経を

介して頭部臓器へ、迷走神経を介して胸郭および上腹部へ、

骨盤神経(S2-4)を介して骨盤内臓器へ分布しています。

 

交感神経が過剰に働くと血管の中膜(筋肉)を走行しているので

収縮して阻血状態になり、皮膚が白くなったり皮膚温が低下します。

 

また、汗腺に働いて手足に発汗したり心拍数が増加したり、

便秘や胃の不快感など内臓運動が低下したり、気管支が拡張したりします。

 

更年期障害の要因としてホルモンバランスが悪化し、自律神経が対応する

ことによって交感神経が過剰に働き手足に汗をかきます。

 

副交感神経が過剰に働くと瞳孔が縮瞳し、心拍数が減少、内臓運動の増加、

気管支が収縮します。喘息の方は寝るときは副交感神経が優位になるので

気管支平滑筋が収縮して症状が出やすくなります。

自律神経失調症の症状

身体異常・行動異常・精神異常

今も驚異的なスピードでスマホが普及し、ソーシャルネットワークの

活動盛んになっています。時代の進化によって生まれたことなので、

これが悪いとは思っていません。

 

ですが、どんなことも表と裏、つまりメリットとデメリットがある思います。

ここ数年で情報知が氾濫し何もしない時間、のんびする時間、

ぼーっとする時間を奪われことにあなたは気づいていますか?

 

不況によって余裕がなくなり、自分の適応能力の範囲を超えてま仕事をして、

イライラしたりカラダを壊していませんか周囲の環境に振り回され、

気を使いすぎて疲労が蓄積していませんか?

 

ストレスは悩み、心の葛藤です。

 

ストレスは自分の思い通りにいかないから発生し、「不安」や「怒り」、「悲しみ」が

続き、最終的には「苦しみ」へ変わっていきます。ストレスが続くと3つの症状が表れます。

 

1つは腰痛や肩こり、頭痛、めまい、吐き気など身体状態。

2つめは物を投げたり、何かをけったり、叩いたりする行動状態。

3つめは、イライラしたり、やる気なくなった何もしたくなくなったりする精神状態です。

 

なぜストレスが起きるかは、意識が外に向いているからです。ほとんどの悩みは

「人との比較」だと言われています。意識を内に向けることによって、どうして、

なぜ悩んでいたのか分からなかった自分に気づき、ストレス解消の一歩を踏み

出すことができます。

疲労・倦怠感

「最近、疲れがとれなくて体がだるいんです」

と患者さんからよく質問されます。

 

疲労回復には食事や有酸素運動が良いと言われていますが

私は質の良い睡眠が一番疲労を回復すると思っています。

 

なぜなら、ずーっと疲れている、だるい患者さんの共通点は

不眠症だからです。

 

不眠症は、規則正しい生活リズムで解消されます。

基本は早寝早起きですね。そうすれば生活リズムが改善され、

昼間はしっかり活動して、」夜はしっかり休むことができます。

 

ただ、現代の環境では規則正しい生活を送ることが難しいと

思います。事実、朝起きるのが遅い、昼寝が長い、夜遅くまで

起きている方が多いので、昼間活動し興奮する交感神経と

夜活動しリラックスする副交感神経のバランスが崩れます。

 

この2つの神経を合わせて自律神経と言いますが

オートマティック神経なので、無意識で働いています。

 

よく、病院で「自律神経失調症」と診断される方がいると思いますが、

一言で説明すると交感神経と副交感神経のスイッチが壊れている

状態ですね。

 

具体的な症状としては、トイレが近い、便秘や下痢を繰り返す、

咽頭異常感、外にでるとサングラスをしないとまぶしい、息切れ、

動悸がするなどいろんな症状が引き起こされます。

 

心と体がリンクしているので、ストレスも自律神経失調症の原因の

一つだと思います。改善策としては、一気に生活リズムを変える

のではなく徐々に戻していくことがベストです。

 

今まで、不規則な生活リズムで活動してきた方はそれを一日で

解消することは無理だと思って下さい。そうしないと、自己嫌悪に

陥ってしまいます。

 

ちょっと早く起きる、昼寝の時間をちょっと短くするちょっと早く寝る、

これが疲労回復の秘訣ですね。【生活リズムはちょっとずつ改善】