突然、ぎっくり腰になり前かがみでしか歩けなくなった春日井市のKさん

ぎっくり腰について、私の施術家としてのこれまでの経験をもとに説明させていただきます。

この記事に書いているのはあくまで個人的な意見ではありますが、

私は国家資格である柔道整復師という資格を持っています。

私の資格や施術経験をもとに、ぎっくり腰に悩む方のお役に立てるよう、

できるだけわかりやすい記事を書けるよう心がけています。
よろしければ、最後までお付き合いください。

3~4日前に、何が原因なのか分からないが、突然

ぎっくり腰になり歩くのも困難な春日井市のKさんが

お見えになりました。

 

 

姿勢を見ると身体を真っ直ぐ伸ばすことができず

前かがみで少し右に傾いている状態でした。

 

 

「Kさん、はじめまして。歩くのもつらそうですが

今の腰の状態を教えてくれませんか?」

 

 

「もともと腰が弱くて、草取りでギックリ腰になる

ことは昔からありました。我慢すれば痛みが引くと

思ったのですが、全く引かなかったです。こんな痛みは

最近では初めてです。」

 

 

「なるほど。では、痛めた日と比べると

今は痛みが減ってますか、それとも増えてますか?」

 

 

「痛めてからずーっと痛いです。たぶん悪くなって

いる思います。これ以上、我慢したら悪化すると

思いました」

 

 

「それは辛いですね。どんな時に痛みが出ますか?」

 

 

「え~っと、立ち上がる時や立ち止まってから動くときに

痛みが出ます。歩くときも少し痛いです。」

 

 

「動き始めが痛いということですね。

逆に楽なときはありますか?」

 

 

「横になって寝転がっている時は楽です」

 

 

「じっとしているときは楽なんですね。

病院とか痛み止めの薬は飲みました?」

 

 

「病院には行っていません。薬も飲んでいません。

コルセットはつけています」

 

 

「他に痛いところはありますか?」

 

 

「ありません」

 

 

と座るのも困難なKさんは痛みをぐっとこらえて

腰の状態を話してくれました。

 

 

一体、このぎっくり腰の原因は何なんでしょうか?

背中ではなく腰の猫背が原因!?

腰を真っ直ぐに伸ばせないKさんは

前にかがむことは少しできますが、後ろに

そらすことは全くできません。

 

 

なぜなら、腰が丸まっているからです。

背中が猫背になっていることは、よく聞くかと思いますが

実は腰も猫背になってしまうことがあります。

 

 

仕事がデスクワークの人や、長時間運転をする人、

ソファーや床に座る習慣のある人は腰の猫背に

なりやすいです。

 

 

腰の骨はふつう、緩やかに反ってカーブしているのですが

腰が丸まっている人は逆に丸くカーブしてしまいます。

 

 

そうなると、姿勢は自然と前かがみになり、腰を

真っ直ぐに伸ばすことができなくなります。

 

 

上半身が前に倒れるため、腰に負担がかかり

腰痛になりやすくなります。

腰が丸まっているのは、腰の骨が後ろに出っ張っているから

腰の骨は上記のイラストみれば分かると思いますが

緩やかに反って、カーブしています。ですので、

腰の骨はどちらかというと前に位置しています。

 

 

しかし、姿勢の悪化によって腰が丸まると

腰骨の緩やかなカーブが逆になり、反っている状態

から、丸くなります。

 

 

そのため、皮膚の上から腰の部分を触ると

骨がボコボコしているのが分かります。

これは、腰骨が後ろへ出っ張っているからです。

 

 

自分の腰骨が、出っ張っているかどうか分からない

人は皮膚の色を見てみて下さい。周りの色と

違っていたり、横に線が入っていたら可能性が

高いです。

 

 

後ろに出っ張った腰骨を上から押さえて

動くようであれば何回か矯正すれば改善されます。

 

 

上から押さえても全く動かない場合には

変形など骨自体に問題があり、矯正しても

改善しない場合が多いです。

腰の猫背によるぎっくり腰は矯正で改善します

上記のKさんは、うつ伏せ、仰向きができなかったので

横向きで施術を開始しました。

 

 

最初に行ったのが腰骨の牽引です。矯正する前に

骨と骨の隙間を広げておくと矯正がしやすく

なるからです。

 

 

隙間が広がったら、仰向きになれるかどうか

確認します。寝返りで痛みが出るものの、

仰向きができたので、両膝を曲げて腰の

前側の筋肉(腸腰筋)をゆるめます。

 

 

この筋肉は腰骨にくっついているので、緊張すると

骨を引っ張りゆがむ原因となるので予めゆるめて

おきます。

 

 

今度はうつ伏せになれるかどうか確認します。

この時も、まだ寝返りのときに痛みが出ることが

多いですが、うつ伏せになれたとしたら、改善しています。

 

 

うつ伏せになれたら、腰のどの骨が後ろに出っ張っている

のか確認して、出っ張っている骨だけに対して、横向きで

矯正して中に押し込みます。

 

 

上手くいけば、寝返りしても痛みがそれほど感じなくなり

改善していることを実感できます。

 

 

あとは、腰の中でまだ炎症が起きているので、氷水で

10分間冷やして、テーピングで固定して終わりです。

自分でできるぎっくり腰の対処法

ぎっくり腰の痛みが引いて仰向きで寝れるように

なったらストレッチを開始しても大丈夫です。

 

 

やり方は上向きで寝た状態から片膝を曲げて

お皿の下を両手で持ちます。

 

 

この時に腰に痛みがあるようであれば、反対の

膝を曲げて持ってみて下さい。それでも痛いようで

あればまだストレッチを行う段階ではないので

安静にしていて下さい。

 

 

膝を両手で持ったら、胸に引きつけるのではなく

おへそに向かってゆっくり押します。

 

 

反動を使わずに、3秒かけてゆっくり床方向に

押して、3秒かけてゆっくり戻します。

強く、早く行うと痛みが出ることがありますので

注意して下さい。

 

 

ストレッチを行っているときにお尻から

腰にかけて伸びている感じがあれば

上手くできています。

 

 

このストレッチによって腰の骨と骨の隙間が

広がります。一回ではなかなか広がらないので、

10回×3セット、1日3回を目標に行ってください。

 

 

ストレッチは続けることが大切なので、継続する

ことが苦手な方は、1日一回、10回から始めて

みて下さい。続けるコツは毎日行う習慣の時に

やることです。

 

 

例えばお風呂上りとか、食事の前とかです。

まとめ

上記の方は、施術後は痛みが完全には消えませんでしたが

施術を受ける前よりは楽になり、身体の傾きも軽減、姿勢も

改善しました。

 

 

翌日もお見えになり、痛みはまだ残るものの、スムーズに

歩けるようになっていて、姿勢も真っ直ぐになっていました。

 

 

施術中、寝返りがまだ痛みが出ていましたが、仰向きや

うつ伏せは前回よりも痛みがなく長い時間できるように

なりました。

 

 

ぎっくり腰は力を入れる時に痛みが出やすいので

立ち上がる時やしゃがむとき、寝返りをするときなど

動き始めが痛くなることが多いです。

 

 

痛みが出ないようにするには、立ち上がる時やしゃがむ時は

顔を上げたまま行うと腰への負担が軽減します。寝返りは

両膝をしっかり曲げた状態を維持したまま行えば痛みが

減ります。

 

 

特に朝起きる時に仰向きから真っ直ぐ起き上がると

悪化する可能性が高いので、必ず一度横向きになってから

起き上がるとお勧めします。

 

 

 

ぎっくり腰は痛みが強いですが、直ぐに対処すれば

早く改善します。ただし、足にしびれが出ている場合は

腰の神経を圧迫している可能性があるので、病院で一度

見てもらうことをお勧めします。

 

 

痛みが強くて動けないときは、氷水で痛いところを

2時間おきに10分冷やして下さい。痛みが軽減し

動けるようになってから病院や接骨院で見てもらいましょう。

 

 

歩くことができないのに、無理をして病院へ行くと

さらに悪化してしまうことがあるので注意して下さい。

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