ボールを投げて突然!腰や肩が痛くなるピッチャーの原因と怪我をしないための3つの予防法

自分が野球をやっていたこともあり

高校の野球部員が多く来院しますが

ピッチャーでボールを投げる瞬間に

肩や腰を痛める選手が多いです。

 

ボールをリリースする瞬間は腰や肩に

非常に強い力がかかっていますので

同じ動作の繰り返しによってオーバーユースとなり

疲労骨折や捻挫を起こしやすいと言われています。

 

「突然腰が痛くなりました」

 

と伝えてくれるのですが、話を聞いてみると

その前段階から練習がハードで疲労が蓄積して

いつ体が壊れてもおかしくない状態でした。

 

高校生になると、そんな状態でも

試合に出て結果を出さないとレギュラーから

落とされると思い、どうしても無理をしてしまい

がちです。

 

ですので、痛みが出る前に身体のケアを

日頃からからしっかり行っておくことが大切です。

 

イチロー選手が怪我をしないのは

毎日、欠かさず体のケアを行っているからです。

 

高校生で怪我をする野球選手は

自分の身体を鍛えることしか考えてなくて

ケアの大切さを頭では分かっていても、毎回欠かさず

時間をかけてやっている選手は少ないです。

 

練習が長い、もしくは練習がハードで

ケアする時間がないといいますが、実はここが一番大事

だと思います。

 

今まで多くの高校生アスリートを診てきましたが

怪我で苦しんだ選手は本当にたくさんいます。

 

怪我をしてからでは遅いんです。

パフォーマンスを上げるよりも、まずは怪我をしない

体作りをすることが最優先だと私は考えています。

 

結果だけを求めると、結果を出すための

練習メニューを組んでしまうのですが、

ぜひ怪我をしない練習メニューを組んでもらえると

嬉しいですね。

 

どんな一流選手でも怪我をしてしまえば

選手生命は絶たれます。怪我をしない選手が

一流選手かもしれませんね。

なぜ、今の高校野球児は怪我が多いのか?

一般的にはオーバーユースと言われています。

休みなく毎日、ハードな練習を行うことによって

疲労が回復せず、肉離れや肘や肩の靭帯損傷、疲労骨折

腰椎分離症・すべり症などを起こしてしまいます。

 

昔の高校野球児は今の高校野球児よりも

体が細く筋力も弱かったと思います。

 

今はトレーニングが進化したことによって

筋トレを行って食事の量を増やし筋肉を

肥大させて身体を大きくさせています。

 

これが実は怪我の原因になっていると

私は思っています。

 

では、どうしたら怪我をしなくなるかは

下記の3つだと私は思っています。

  • 無駄な筋力をつけない
  • 体をしっかり休ませる
  • 体重を無理に増やさない

パフォーマンスが下がるような無駄な筋肉をつけない

無駄な筋力をつけることによって

パワーはつくかもしれませんがスピードが

落ちてしまうと思います。

 

骨や靭帯は鍛えられないので

筋力をつけすぎると骨や靭帯に負荷がかかり

怪我の原因につながると思います。

 

例えば骨格が細いのに、身体を大きくするために

筋トレばかりしてしまうと筋力に骨や靭帯が耐えらず

故障する原因になると思います。

身体を定期的に休ませる

ハードな練習を続けているときは

身体を定期的に休ませないと

筋肉の疲労が蓄積して回復スピードが遅くなり

捻挫や肉離れなどを起こしやすくなります。

 

高校野球は練習量が非常に多いですが

練習の中に体を休ませる時間を作ることが

怪我の防止につながると思います。

 

練習の一環として筋トレをしても体を休ませて栄養を取らないと

筋肉は萎縮し疲労が蓄積して怪我をしやすくなります。

 

怪我の防止にはアイシングやストレッチ、

栄養補給も大切ですが休養が一番必要だと

現場で選手を治療していて私は感じています。

体重を無理に増やさない

下半身を安定させるために、1日5食など食事の量を

増やして無理やり体重を増やす傾向にあります。

 

軸がぶれにくくなるかと思いますが、腰など身体への

負担が大きくなり、腰椎分離症・すべり症が発症しやすく

なります。

 

身体が重くなればなるほど、身体への負担が大きくなります。

良い例がお相撲さんです。どんな力士でも怪我をしやすくて、

活躍できる時期が短いです。

怪我をするかしないかは準備できまる。

怪我をしやすい選手は試合前のウォーミングアップや

試合後のクールダウンを疎かにしています。

 

イチロー選手を見れば分かると思いますが

試合に入るための準備がどの選手よりも

時間をかけて入念に行っているので怪我をしにくく

メジャー現役選手最高齢の42歳になっても

活躍できるのはそのためだと思います。

 

誰よりも早くグラウンドに入って時間をかけてウォーミングアップを行う。

無駄な筋肉をつけてスピードが落ちないように、専用の筋トレマシーンで

パフォーマンスを上げるための筋肉を効率よく鍛えている。

試合後は必ずホテルで自分専用の足裏マッサージ機で足の裏の筋肉を

ゆるめて疲労を回復させている。

 

ここまで徹底して自己管理をしないと

怪我をしないというか、怪我をする確率が

高くなると思っています。

 

スポーツをするとよく怪我をする方が、この記事を読んで

少しでもお役に立てたなら嬉しいです。

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