朝起きて一歩目のときにかかとが痛い踵骨棘(しょうこつきょく)の原因と治療

かかとの痛みでこんな悩みはありませんか?

  • 朝おきて直ぐに歩くと痛い
  • 靴よりも裸足で歩く方が痛い
  • 座った状態から立ち上がるときが痛い
  • 階段の上り下りがつらい
  • 偏平足である

べた足(偏平足)、外反母趾になっていませんか?

かかとが痛い踵骨棘の主な原因は

足のアーチが崩れてべた足になる偏平足です。

 

足の裏には、かかとにくっついている足底筋膜

(筋肉を包んでいる膜)があるのですが、これが足の

アーチが落ちてしまうと踵の骨を引っ張ってしまい

この状態が続くと骨にとげができます。

 

これが踵骨棘(しょうこつきょく)です。

 

臨床上、踵骨棘になっている方は偏平足や外反母趾に

なっている方が圧倒的に多かったので、一度足の裏を

チェックしてみて下さい。

 

この時に座ってチェックするのではなく立った状態で

足裏を見ます。

 

そして足裏のアーチの部分に手の指を入れてみて

最低でも指の第一関節が入らなければ

偏平足になっている可能性が高いです。

 

歩くとかかとの部分が痛くなくて土踏まずが痛い人は

足底筋膜炎という疾患が疑われます。

 

土踏まずではなくかかと、もしくはかかとの少し前側が

痛い場合は踵骨棘を疑います。

 

どちらか分からない場合は整形外科などの

病院でレントゲンを撮ると骨にとげが写っています。

歩き方がおかしくありませんか?

歩くとかかとが痛い人の歩き方は

足全体ではなく、踵から着地して歩いている人が

多いです。

 

痛みが強いとかかとから着地ができなくなるので

つま先歩きになります。

 

骨は刺激が何度も伝わると伸びたり、変形したりするので

姿勢が後傾で歩いている人は絶えず踵に体重がかかり

踵骨棘になりやすいかもしれません。

 

歩き方を変えるだけでも痛みが緩和します。

地面にかかとから着地をするのではなく

足全体で着地をして指先でしかり地面を蹴る

習慣を身につければ症状が軽減します。

 

意外と自分の歩き方がどうなっているのか

気づいていない人が多いので、一度動画で

自分の歩いている姿を撮ってもらうのもいいかもしれません。

 

歩行は毎日行うので、いかに身体に負担をかけないで

歩くかが大切になってきます。

 

歩き方の基本は身体の中心から、できるだけ

体幹をはみださないで歩くイメージです。

 

身体を左右、上下に振らないで歩くという

ことです。無駄な歩き方をしている人は必ず体を

揺らしながら歩いています。

体重が急激に増えていませんか?

踵骨棘の患者さんに聞いてみると

 

「急激に体重が増えた」

 

という声をよく耳にします。

 

体重が増えれば、もちろん筋肉も落ちています。

特に下半身の筋肉が落ちていることが多いです。

 

どうしても痛みが強いと、知らない間に

外に出る機会が減ってしまったり、

歩く距離が減ってきたり

車で移動することが多くなります。

 

歩かなければ痛みが出ることが少ないので

これが悪循環になって治りが悪くなります。

 

食事制限をして体重を落とすことも大切ですが

同時に下半身の筋肉を同時につけていかないと

治療だけでは根本的には良くなりません。

 

例えば椅子に座った状態で膝から下の足を

ゆっくり4秒間かけてあげて、下す動作を

毎日、10回×3セット行うだけでも筋肉は

ついてきます。

 

またかかとの上げ下げ運動もいいと思います。

いつでも、どこでもできますからね。

 

かかとが痛いからといって運動をしなかったり

食事の量が増えてしまうと増々悪化しますので

生活習慣を見直すことがとても重要になります。

 

そこがしっかり改善されれば、痛みが軽減しますので

あきらめないで頑張ってほしいと思います。

まとめ

とはいっても、痛みが痛くて我慢できない方も

いると思います。

 

そんなときはかかとのクッション性の高いくつを

はいたり、自宅でもクッションのあるサンダルを履いて

過ごすことがいいでしょう。

 

ただ、靴を変えることができない、面倒くさい

家では素足で過ごしたいという方もきっと

いると思います。

 

なので、私がお勧めしているのは

靴下タイプのサポーターです。

 

かかとや土踏まずの部分にゴムパットのような

クッションがつけられているので、毎日履いていれば

かなり痛みが軽減します。

 

実際にこのサポーターを履いた患者さんは

ほぼ痛みが軽減していきました。

 

ということは、いかに毎日の生活のなかで

かかとに刺激を与えないか、負荷をかけないかが

大切になってくると思います。

 

少しでもかかとの痛みである踵骨棘で悩んでいる方の

お役に立てれば嬉しいです。