転んで手をついたら肩が外れてしまった 肩関節脱臼

肩関節脱臼とは?

・転んで手をついた際や、ラグビーや

柔道といったコンタクトスポーツをしているときに

発生しやすい疾患です。

 

・肩関節の脱臼は、前方脱臼、後方脱臼

上方脱臼、下方脱臼の4つに分類されます。

 

この中でも、前方脱臼の烏口下脱臼が最も多く

見られます。

 

 

 

 

肩関節脱臼が多い理由とは?

・肩関節は肩甲骨の関節窩という部分と

上腕骨の上腕骨頭という部分が組み合わさって

できています。

 

・この構造は股関節の構造と似ていて

股関節では、骨頭が関節窩にすっぽりと

はまっているので脱臼することは稀ですが

肩関節の場合、関節窩が非常に浅く骨頭が

しっかりとはまりこんでいないので脱臼が

起きやすくなっています。

 

・骨頭と関節窩の面積を比で表すと、

骨頭の面積:関節窩の面積=3:1

大体このような比になり脱臼が起きやすいというのが

伝わると思います。

 

・下図を見てもらえるとわかりやすいと思います。

 

 

肩関節脱臼の症状は?

・肩関節の弾発性固定

肩関節が脱臼した場合には、弾発性固定と言って

自動的に腕が外側に向かって上がってしまいます(外転)。

弾発性固定は外側に上がった腕をもとに位置に一度戻しても

すぐに外側に戻ってしまいます。

 

・腋窩動脈の損傷

脇の下をとっている動脈が脱臼の衝撃で

損傷される場合があります。

損傷の有無を見るために橈骨動脈(手首の近くで

脈を測る際に用いる一般的な動脈)の拍動の

有無によって調べることができます。

 

・腋窩神経の損傷

腋窩動脈と同じく損傷が起きます。

腋窩神経は、手をあげるような動作を行う

三角筋という筋肉を支配しているので

手をあげて高いところのものをとると言った

動作し辛くなります。

 

 

 

肩関節脱臼の対処法は?

・脱臼には整復操作と言い骨の位置を

元に戻す作業が必要になるのですぐに

整形外科に行くようにしましょう。

 

・脱臼は整復が完了されると途端に痛みが

消えて肩が動かせるようになるのでついつい

動かしてしまいますが、整復完了後3週間は

しっかりと固定をして安静にしておかないと

肩の軟部組織が修復されずに脱臼を起こしやすい肩に

なってしまうので注意が必要です。

 

 

 

その他の記事