交通事故による腰の痛みで考えられる3つの腰痛の種類と対処法

交通事故による腰の痛みでこんな悩みはありませんか?

  • 腰を左右に回すと筋肉が痛い
  • 前屈や後屈をすると痛みが出る
  • 車の運転がつらい
  • 立ったり座ったりするのが困難
  • 腰だけでなくお尻から足にかけて痛みやしびれがある

交通事故にあった春日井市在住のKさんの症状

Kさんは信号のある交差点で右折しようと止まっていたら

突然、側方から追突されました。運よく、骨折など

大きな損傷はなかったのですが、腰に衝撃が走り

痛みが出てしまいました。

 

最初は直ぐに良くなると思ったのですが、腰痛がどんどん

悪化していき、仕事にも支障をきたすようになったので

慌てて整形外科で診てもらうことになりました。

 

レントゲンやMRIなどの検査では異常が見られなかったので

先生は

 

「単なる筋肉の捻挫でしょう。痛み止めと薬と湿布を

出しておきますから様子を見て下さい」

 

と伝えられ

 

「先生、直ぐに良くなりますかね?」

 

と聞いてみたら

 

「日に日に良くなりますから、数日で痛みが軽減すると思いますよ」

 

とおっしゃいました。

 

先生の言うことを守って毎日、薬を飲んで湿布を貼って

生活をしました。ちょっとは腰の痛みはなくなったような

気がしたのですが奥の方の痛みがとれません。

 

じっとしていれば痛みが出ないのですが、朝起きた時や

車から降りる時、立ったり座ったりするときに痛みが強く出ます。

 

「本当にこのままで良くなるのだろうか?」

 

不安になりネットで交通事故による症状や治療について

調べて当院へお越しいただきました。

腰椎捻挫・筋筋膜症(腰の捻挫)

腰椎捻挫・筋筋膜症は、一般的にぎっくり腰と

いわれているものです。急性の腰痛の中で最も多いと

言われています。

 

捻挫の場所は大きく分けると2つに分かれます。

1つは腰の周り(腰椎の周り)、そしてもう一つは

骨盤の関節(仙腸関節)です。

 

交通事故の衝撃によって腰や骨盤が捻じれ

骨(腰椎)や関節(仙腸関節)が緩んでしまったり、

筋肉(脊柱起立筋、腰方形筋)が損傷します。

 

事故直後は痛みが強いですが、安静にすれば

徐々に痛みが軽減してきます。しかし、我慢して

動きすぎると患部が炎症を起こし悪化します。

 

腰の捻挫(腰椎捻挫)の場合、患者さんは

放散痛や鈍痛を訴えます。

 

患部を見ると腫れたり(腫脹)、赤くなっていることが

あります(発赤)。

 

姿勢は痛めた側に傾くことが多く、真っ直ぐに

歩くことが困難で、少しでも身体を動かすと

痛みが出ることが特徴です。

 

腰の捻挫かどうか自分で判断する方法は

座った状態で腰を左右に回したり、横に倒したり、反らしたりした

ときに腰に痛みが出た時は腰部捻挫です。

 

ひどい時には身体をどの方向に動かしても

激痛が走ります。

 

軽度の捻挫であれば、立った状態で

誰かに後ろから手で骨盤を固定してもらい

ゆっくり前屈します。このときに腰周辺に

痛みが出たならば腰椎捻挫です。

 

次に骨盤の捻挫(仙腸関節捻挫)ですが

 

骨盤の捻挫かどうか自分で判断する方法は

最初にうつ伏せに寝て、誰かに骨盤を

両手でゆっくり押さえてもらいます。

この時に骨盤周辺に痛みが出れば

骨盤の捻挫が考えられます。

 

痛みが出なければ、次にうつ伏せに寝て膝を90度曲げます。

そして誰かにお尻を手で固定し膝を持ってもらって上にゆっくり

持ち上げます。痛みが出なければ反対側の膝を

持ち上げて検査します。

 

この時に骨盤の前側に痛みが出たならば

骨盤の捻挫です。

 

上記の2つの検査を行っても痛みが出ない場合は

高さのあるベッドの端に仰向きで寝て片足を

ベッドからぶら~んと下します。この時に

骨盤付近に痛みが出たなれば骨盤の捻挫です。

痛みが出なければ反対の足をベッドから下して

検査します。

対処法

腰椎捻挫・筋筋膜症は身体を動かすと痛いので

基本は安静・アイシング・固定です。

 

痛みが軽減するとつい動いてしまいがちですが

痛みがあるとうことは炎症がまだ起きています。

 

たき火と同じで火が消えても、葉っぱを動かして

空気(酸素)が入るとまた燃え出します。

 

アイシングは痛みが消えるまでは、氷水で患部を

2時間おきに10分間冷やします。よく、温湿布や

お風呂に入る人がいますが悪化しますので

絶対にやめて下さい。マッサージも危険です。

 

最後に固定ですがコルセットが一番効果があります。

腰の捻挫で症状がひどい場合は病院などで作ってもらう堅い

コルセットで固定します。痛みが軽減したらゴム製の

コルセットで固定します。

 

骨盤の捻挫の場合は骨盤ベルトで固定します。

この時に二重構造になっている伸縮性のある

骨盤ベルトでしめて下さい。一重だったり

伸縮性がない場合はしっかり固定されないので

効果が低いです。

椎間関節症(腰骨の歪み)

椎間関節症は事故直後に起きることは少なく

ある程度日にちが経ってから起きます。

 

痛みの原因は腰骨(腰椎)の歪みです。

 

症状は腰周辺に放散痛、鋭い痛み、

鈍痛です。患部を触って診ると筋肉(脊柱起立筋)の

中に塊(硬結)が感じられます。

 

姿勢はやや前傾姿勢になり、太ももの筋肉や

腹筋、背筋が緊張しています。

 

腰を反らすと痛みが出て、前に曲げると

痛みが軽減するのが特徴です。

対処法

腰骨(腰椎)の歪みですので、自分では

なかなか矯正ができません。

 

ですので腰の矯正を専門としている接骨院や

整体で矯正してもらうことが一番効果が高いです。

 

ただし、何も検査もしないでいきなり腰を捻って

矯正する治療院はお勧めしません。

 

腰骨のどこが歪んでいるのか検査をして確認してもらい

歪んでいる部分だけ矯正してもらえる治療院を

お勧めします。

腰椎椎間板ヘルニア

交通事故で後方に衝撃があった場合に

ヘルニアになることがあります。

 

事故直後は単なる腰痛と思い込んでしまい何も

対処せず、後から腰に痛みやしびれが出ます。

 

症状は腰部に放散痛や鋭い痛み、神経を圧迫すると

腰からお尻、あしにかけてしびれや感覚が麻痺します。

 

患部を触って診ると筋肉が過緊張しています。

姿勢は左右どちらからに横に倒れます。

 

大部分のヘルニアは身体を前に曲げると痛みが出て

後ろに反らすと痛みが軽減します。ただし、ヘルニアの

場所によっては前に曲げても後ろに倒しても痛みやしびれが

出ます。

対処法

腰を反らす体操を行います。

 

うつ伏せに寝て腕立て伏せを行うように

お腹は床につけたまま両腕を伸ばして腰を反らします。

 

最初に行った時に腰に痛みやしびれが出た場合には

まだ行う段階ではないので中止して下さい。

 

痛みが出なければ3秒かけて腰を反らして

3秒かけてうつ伏せになります。

 

この体操のポイントは動きを止めないことです。

回数は20回×2セット、1日4回行います。

 

注意点は必ず痛みのない範囲で行うことです。

 

まとめ

春日井市在住のKさんの腰痛の原因は

腰椎捻挫と椎間関節症でした。

 

最初に患部を氷水で冷やして、超音波を当て

テーピングで固定し、コルセットを巻いてもらいました。

 

直ぐに傷みが軽減し良くなっていったのですが

ある日から変化がなくなりました。

 

おかしいと思ったので再度検査をしたら

椎間関節症であることが分かりました。

 

腰骨の歪んだ部分を矯正をしたら

直ぐに痛みが軽減しました。

 

腰痛の原因は一つではなく2つあることもあります。

もしも腰痛の治療を受けて痛みが軽減しても

完全に消えない状態が続いたら違う原因を疑ったほうが

いいです。

 

同じ治療法を行って症状に変化がなくなったときは

他の治療を法を行わなければ良くならないことになります。

 

大切なことは腰痛の根本的な原因がなんなのか

鑑別してもらい的確な治療を行ってもらうことです。

 

交通事故による腰痛で悩んでいる人の参考に

なれば嬉しいです。