腰が痛くなった時に、たった2つの動作で分かる腰痛の種類

あなたの腰痛はどうすると痛いですか?

  • 前屈で痛い
  • 後屈で痛い
  • 前屈・後屈、両方痛い
  • どちらも痛くない
  • 分からない

病院で検査をしなくても、腰の動きで腰痛の種類がだいたい分かります

過去にひどい腰痛で悩んだ方は、

 

「私の腰痛の原因は一体何だろう」

 

「本当に自分の腰痛は治るかなぁ~」

 

って不安になると思いますが、その要因の一つとして

腰痛の種類が分からないからだと思います。

 

腰痛の種類が分かれば痛みが消えなくても、

不安は解消されると思います。

 

それなのに、

 

・仕事が忙しくて病院へ行く時間がない

・病院へ行くのが面倒くさい、怖い

・無理をしなければ、いつか治ると思い込んでいる

・ストレッチや運動をすれば良くなる

・お風呂に入ってマッサージすれば大丈夫

・痛み止めや湿布を貼れば痛みが消える

 

と思っている方で腰痛がずーっと軽減しない方は

要注意です。なぜなら、重度な腰痛の可能性があるからです。

 

そんな方のために、たった2つの動作で分かる

腰痛の見分け方を解説していきます。

前かがみにすると腰が痛い(前屈)

 

膝を伸ばした状態で前かがみ

(前屈)にたときに腰が痛い場合、

し考えられる腰痛は大きく分けて

3つあると思います。

 

・腰椎捻挫(筋・筋膜症)

・骨盤の捻挫(仙腸関節捻挫)

・腰椎椎間板ヘルニア

 

腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離・

すべり症、脊柱管狭窄症などの

疑いあるので、直ぐに整形外科

などの病院でレントゲンやMRIを

撮ってもらって下さい。

 

痛みよりもしびれの方が怖いです。

痛みは我慢できませんが、

しびれは我慢できます。

 

しびれを我慢すればするほど症状は悪化し

痛みに変わった時には重症化している可能性が

非常に高いです。

 

ここで確認して頂きたいのが

どのような動きで痛み・しびれが出るのか

把握しておくことです。

 

まず、どの方向にも動かしても痛い場合は

腰椎捻挫(腰の筋肉の炎症:筋・筋膜症)

骨盤のねんざ(先勝関節捻挫)

が考えられます。

 

どちらとも、まだ炎症状態が続いているので

患部を氷水で冷やし、腰の場合はコルセット

骨盤の場合は骨盤ベルトをして固定してもらうと

動いた時の痛みが軽減すると思います。

痛みが変わらない、もしくは悪化する場合は

病院へ直ぐに行ってください。

 

体を前に曲げて痛い、後ろに倒して痛くない場合は

椎間板ヘルニアの疑いがあります。

 

体を後ろにそらすと痛い、前に倒すと痛くない場合は

椎間関節症、脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症の

疑いがあります。

 

自己診断するのは難しいので

病院や接骨院・整骨院へ行ける

状態であれば、先生に上記のことを

伝えると教えてくれます。

腰椎捻挫(筋・筋膜症)

 

急性の時は前かがみになると、

腰全体に痛みを感じ、少しでも

前かがみになるだけで

ズキッ」っと激痛が走ます。

 

歩くのも困難な状態で、体を

真っ直ぐにしないと動けない

状態です。

 

いわゆるギックリ腰です。

 

筋肉と筋肉をおおっている膜の

繊維が「ブチブチ」っと不完全に

切れた状態なので、前かがみに

なるとさらに伸ばされ切れてしまう

可能性があります。

 

これが完全に切れた状態が

サッカー、陸上、バスケ、バレーなどの

スポーツ選手に多い肉離れです。

 

慢性期の場合は

ある程度前かがみになることができ

痛みの範囲も「ここが痛い」と明確で

指で示すことができる場合が多いです。

 

これは筋肉と筋肉をおおっている膜が

癒着している状態なので、ある程度

伸ばすと癒着している部分がひっぱられ

鈍痛がでます。

 

ピンポイントで「腰の奥の方が痛い」と

訴える方が多いのが特徴です。

骨盤の捻挫(仙腸関節捻挫)

 

前かがみになったときに、

腰ではなく、腰の下のお尻(骨盤)の

左右のどちらかに痛みを訴える

腰痛です。骨盤の関節(仙腸関節)

が急にグラグラに緩んだ状態です。

急性期は前かがみになると直ぐに

お尻(骨盤)の左右どちらかに

痛みを訴え、座っているよりも

立っている方が楽な場合が

多いです。

 

前かがみになって

お尻(骨盤)を動かすと痛いので、思わず

手でお尻を押さえている方が多いです。

 

慢性期は2つのケースに分かれます。

1つは骨盤の関節(仙腸関節)が時間を

かけてゆるんだ場合です。

前かがみになると急性期と同じ

お尻(骨盤)に痛みを訴えますが

我慢できる範囲です。

 

長時間のデスクワーク・運転、

入学式、運動会文化祭、卒業式で

かたい椅子や地面、床に長時間

座っていたとき、妊娠後期や出産後

床に長い間座っているとき、横座りに

なっているときに起きます。

 

もう1つは骨盤の関節(仙腸関節)が

かたくなって固まった状態です。

 

前かがみになると

 

「なんとなくここが痛い」

 

とお尻の左右どちらかを指す

場合があります。骨盤の関節(仙腸関節)

がかたい状態ですので、前かがみになると

動かしにくく、ひっかかる感じです。

腰椎椎間板ヘルニア

 

前かがみになると

腰の骨の一番下、お尻の割れ目

尾てい骨に痛みを訴えるのが特徴です。

ひどいとお尻や足にしびれや鈍痛が

あります。

 

慢性の腰椎椎間板ヘルニアの

初期症状は

「かるい腰痛かな」

って思う程度です。

 

中程度になると

「ちょっと痛いけど我慢できるから大丈夫」

 

重症になると指先や足がしびれる、

指先の感覚がないなどの状態になります。

 

腰椎椎間板ヘルニアなったことが

ない方は初期症状、中程度の症状では

気づかない場合が多いです。

後ろに腰を倒す、伸ばす、反らすと腰が痛い(後屈)

 

膝を伸ばした状態で腰をうしろに

たおす前かがみに後ろにのばす、

そらすときに腰が痛い場合、

考えられる腰痛は大きく分けて

7つあると思います。

 

・腰椎捻挫(筋・筋膜症)

・骨盤の捻挫(仙腸関節捻挫)

・椎間関節症

・椎間孔狭窄症

・腰椎椎間板ヘルニア

(腰椎5番目と仙骨の間の

椎間板ヘルニア)

・脊柱管狭窄症

・腰椎分離症・腰椎すべり症・腰椎分離すべり症

 

 

腰椎捻挫(筋・筋膜症)、骨盤の捻挫(仙腸関節捻挫)は

腰を後ろに倒したり、伸ばしたり、反らしたりしても

腰の筋肉が伸びたり、骨盤の関節が動くので前かがみと

同様に痛みを伴います。

椎間関節症

 

椎間関節症は慢性的腰痛で多くみられる疾患です。

反り腰の姿勢の方に多いのですが、腰の骨と骨が

ぶつかって痛みが出ます。

 

前屈をすると骨と骨の間の隙間が広がり痛みが軽減しますが

腰を後ろへ倒すと逆に骨と骨の間の隙間が狭くなり

骨と骨が衝突して痛みが増加します。

椎間孔狭窄症

椎間孔狭窄症は上の骨と下の骨で形成される

穴があるのですが、これを椎間孔といいます。

この椎間孔から出ている神経を何らかの原因で

圧迫して痛みが出る疾患です。

 

椎間孔は前に倒すと広がるため痛みが軽減し

後ろへ倒すと狭くなるため神経を圧迫し痛みが

増加します。

・腰椎椎間板ヘルニア (腰椎5番目と仙骨の間の椎間板ヘルニア)

 

腰椎椎間板ヘルニアの多くは

腰を後ろに倒したり、伸ばしたり

そらしたりすると痛みが出ない

場合が多いです。

 

しかし、腰の骨の5番目とお尻の骨(仙骨)

の軟骨が飛び出して痛み・しびれが出て

いるケースは例外で、腰を後ろに

倒したり、伸ばしたりそらしたりしても、

腰の骨の一番下、お尻の割れ目、

尾てい骨に痛みを訴えます。

 

腰椎4番目と腰椎5番目の椎間板ヘルニアは

比較的、病院の牽引療法で良くなることが

多いのですが、腰椎5番目と仙骨の間の椎間板ヘルニア

は良くなるのに時間がかかる場合が多いです。

 

脊柱管狭窄症

 

芸能人の方も発症している方が

いるので名前は聞いたことが

あると思います。

 

簡単に説明すると、神経(脊髄)を

包んでいる管(脊柱管)を何らかの

原因で圧迫されて、腰痛が出ます。

 

腰を後ろに倒したり、伸ばしたり

そらしたりすると、脊柱管が細く

なり脊髄を圧迫して痛みが

でます。

 

高齢者に多く、歩くと痛みが出て

椅子に座って休むと楽になるのが

特徴です。(間欠性歩行)

・腰椎分離症・腰椎すべり症・腰椎分離すべり症

 

分離症・すべり症・分離すべり症は腰を反らすときに

激痛が走ります。部活をしている中学生や高校生に

よくみられる疾患です。

 

バレーボールでサーブやアタックをするとき

・テニスでサーブを打つとき

・ゴルフのスイングでフィニッシュするとき

・体操や新体操で腰をそらすとき

・サッカーでボールを思いっきり蹴るとき

・野球でボールを投げる時やバットを振るとき

 

などに発症します。

 

間違えやすいのは椎間関節症といって

異常に反り腰になっている場合です。

両方とも腰をそらすと痛みが出ますが、

分離症・すべり症・分離すべり症の方が

痛みが強く立っているのも座っているのも

痛いのが特徴です。

 

椎間関節症は我慢できる程度の痛みで

横になったり、腰を丸めたり、座ると楽になります。

もしも、前屈や後屈をしても腰痛の種類が分からなかったら

横に倒すと腰が痛い

 

腰椎捻挫、仙腸関節捻挫は腰を横に倒しても

痛みがでます。ただ、痛みの場所は違いますので

注意して下さい。

 

腰が痛いのが腰椎捻挫、お尻の上が

痛いのが仙腸関節捻挫です。

 

椎間関節症や椎間孔狭窄症は

痛みがある側、例えば右側が痛いと左に倒すと

骨と骨の間の隙間や椎間孔が広がり痛みが軽減します。

逆に右に倒すと骨の骨の間の隙間や椎間孔が狭くなり

痛みが増加します。

 

椎間板ヘルニアは痛みやしびれが出ている側に

倒すと楽になり、逆側に倒すと悪化します。

ただ、逆のパターンもあります。

 

脊柱管狭窄症、分離症、すべり症は痛みが

出る場合と出ない場合があります。

腰を回すと痛い

 

腰椎捻挫、仙腸関節捻挫はどの方向でも痛みが出るので

腰を左右に回しても痛みが出ます。最初は広範囲に出るので

腰椎捻挫なのか仙腸関節捻挫か分からないことが多いです。

時間が経つと痛む場所が明確になってきます。

 

横に倒した時と同様に、痛みの場所は違いますので

注意して下さい。腰が痛いのが腰椎捻挫、お尻の上が

痛いのが仙腸関節捻挫です。

 

椎間関節症や椎間孔狭窄症は骨と骨の間の隙間や

椎間孔が狭くなるときに痛みが出ます。痛みが出る側に

回すと痛みが増加します。逆に回すと痛みが軽減します。

 

椎間板ヘルニアは腰を回しても、痛みやしびれが出ることは

あまりないです。

 

脊柱管狭窄症、分離症、すべり症は痛みやしびれが

出ることは少ないです。

腰椎すべり症が腰痛の根本的な原因ではなかった!?

病院で腰椎すべり症と診断された患者さんが

リハビリを行っても腰痛が全然治らないので

当院に来て頂きました。

 

検査した結果、腰のヘルニアが

腰痛の根本的な原因であることが分かりました。

 

なぜ分かったかといいますと

腰椎すべり症の方は腰を反らす、いわゆる後屈をすると

痛みやしびれが出ます。逆に腰を前に曲げる、いわゆる

前屈をすると痛みが消えたり緩和したりします。

 

腰椎椎間板ヘルニアの場合は例外を除いて

すべり症と逆の状態になります。

 

つまり、前屈をすると痛みやしびれが

腰からお尻に走り、後屈をすると痛みや

しびれが消えるということです。

 

上記の患者さんは接骨院や整体に

何回も腰椎すべり症の治療を行ったのに

改善されませんでした。

 

この時点で怪しいと思ったのですが

検査した結果、腰椎すべり症はあるのですが

痛みやしびれの原因はヘルニアからきている

ことが分かりました。

 

それから、何回かヘルニアの治療を行うと

今まで腰からお尻に出ていた強いしびれが

軽くなり徐々に良くなっていきました。

 

腰椎すべり症とヘルニアの治療の問題は

治療方法が全く逆になるということです。

 

ですのでヘルニアなのにすべり症の治療を

行えば悪化するということです。

 

また、臨床的には単純なヘルニアの方は少なく

腰椎すべり症とヘルニアをもっていたり

脊柱管狭窄症とヘルニアをもっていたりと

混合疾患の方が多いです。

 

もしも、腰痛で病院や接骨院、整体で

痛みが軽減しなかったり、良くならない場合は

もしかしたら原因そのものが違っていることが

ありますので注意して下さい。

 

原因があっているのに良くならない場合は

受けた治療が自分の身体に合っていない

こともよくあります。

まとめ

 

どうでしたか?たった2つの動作で分かる危険な腰痛の見分け方。

整形外科などの病院でレントゲンを撮らなくても、動作によって

ある程度は腰痛の種類を鑑別できます。

 

ただ、あくまでもおおまかな見分け方なので

自分の腰痛の種類を明確に知りたい、不安のある方は

病院で診てもらってください。

 

今まで紹介した腰痛の中で危険な腰痛は

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、脊椎分離症です。

 

上記の動作検査で当てはまる人は直ぐに病院で

診てもららいましょう。危険な腰痛は安静や痛みを

我慢しても良くならないことが多いので注意して下さい。

症状について詳しくはこちら

腰痛

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