どっち!?手や腕がしびれる原因は首のヘルニア、それとも胸郭出口症候群!?治療法や予防法も教えて!

こんな悩みがありませんか?

  • 何もしなくても腕や手、指先がしびれる
  • 急に背中がしびれるようになった
  • 腕や手がしびれて病院で診てもらったけど異常なしと言われた
  • 手がしびれて目が覚めることがある
  • 首を動かすと背中や腕から手がしびれる

手や腕がしびれる原因とは

ある日、何もしていないのに急に腕から手がしびれるようになった。

以前、腕や手に痛みが出たことは何度かあったけど、しびれるのは

初めてだったのでちょっと不安になった。

 

直ぐにネットで調べると、脳梗塞やストレスからくる頭痛や

むくみが原因で手がしびれることもあるって書いてあった。

 

以前、会社の健康診断や人間ドックでは脳には

異常が見つからず、ストレスもないので大丈夫だと思った。

 

最初はしびれが少しだったので我慢して生活していたけど

日に日に症状が悪化し、痛み止めの薬を飲まないと

仕事ができない状態までになってしまった。

 

「早く病院で診てもらわないと!」

 

と思っても仕事が忙しくてなかなか病院へ行けない。

もう少し我慢すればきっと良くなると思い込んで

頑張って仕事を続けたけど、今思えば早く病院で診てもらえれば、

ここまで症状がひどくはならなかったに違いない。

 

しびれだけでなく、指先、特に小指の感覚がなくなり

手に力が入らなくなったので仕事を休んで

整形外科に行き検査を受けた。

 

レントゲンを撮ってから先生の診断があり

こう告げられた。

 

「レントゲンでは首の骨と骨の隙間が狭いので

神経を圧迫して腕や手がしびれているかもしれません。

ヘルニアの可能性があるので来週、MRIを撮りましょう」

 

えっ!まさか!へ、ヘルニアだって!

単なる首や肩こりが原因だと思っていたのでビックリした。

先生は続けてこう言った。

 

「ヘルニアかどうかはMRIを撮れば分かります。もしも

ヘルニアでなければ胸郭出口症候群という病気の疑いがあります」

 

な、なに!胸郭出口症候群って!

初めて聞いたけど、ひどい病気なのかな?

分からなかったので直ぐに先生に聞きたかったけど

恥ずかしくて質問できなかった。

 

家に帰ってからもう一度ネットで調べてみた。

すると、自分の症状が首のヘルニアと胸郭出口症候群の

症状に当てはまることが分かった。

 

不安になり、首のヘルニアと胸郭出口症候群は

何が原因で病院ではどのような治療をするのか調べてみた。

頸椎ヘルニアの原因と治療法

首のヘルニアである頸椎ヘルニアは骨と骨と間にある

椎間板という軟骨が後方へ飛び出して神経を圧迫する

疾患ですが、原因は実はよく分かっていません。

 

ですが、長時間パソコンやスマホを触ったり

運転している方、下を向いて仕事をしている方に

多いのが特徴です。

 

上記の方の姿勢は約5kgもある頭の位置が体の中心よりも

前に出ているため首に負担がかかります。この状態が続くと

椎間板が後ろに飛び出して神経を圧迫すると言われています。

 

病院での治療は、ブロック注射や鎮痛剤、湿布、コルセットで

首を固定し、リハビリで首を引っ張る牽引が一般的ですが

重症の場合は直ぐには良くならず、治療期間が長くなる

傾向にあります。

 

一日中、背中や腕から手がしびれ何をしても良くならず

日常生活や仕事に支障をきたしている場合には

内視鏡やレーザー手術を勧められることもあります。

 

整体や接骨院での治療は、後ろへ飛び出した椎間板を押し込む

施術がありますが、とても難しいので高度な技術が必要とされます。

頸椎ヘルニアの予防法

首を前に倒すと椎間板が後方にふくらみます。

椎間板の後ろに神経が通っているので、椎間板のふくらみが

大きくなり過ぎると神経に触り、背中や腕から手にかけて

何とも言えない鈍痛やしびれなどヘルニアの特徴的な

症状がでます。

 

ですので、予防法は長時間下を向かないことです。 

できるだけ下を向く姿勢をさけることです。

 

ですが、デスクワークや運転、掃除、読書、スマホなど、

どうしても長時間下を向かなければいけない場合の

予防法は時々天井を見上げるように首を後ろに倒します。

 

この時に大切なことは一番痛みのない方向へ倒すのですが、

真後ろではなく斜め後ろに首を倒すと痛みやしびれが

軽減しやすいです。

 

予防法を行うとき、最初は痛みやしびれが出ている側に

首を横に倒してから後ろに倒してみて下さい。

もし、痛みやしびれが強くなったら反対側で行ってみて下さい。

 

もう1つ、寝る前に行ってほしい効果的な予防法があります。

バスタオルを使うのですが、長方形が四角形になるように

2回たたみます。そして、ロールケーキのように丸めます。

 

これを仰向きになった状態で首の根元に丸めたバスタオルを

入れて10分間寝ます。この時、枕は使いません。

 

ちょっとあごが上がった姿勢で寝ていればベストです。

もしも、痛みやしびれが出てしまった、強くなった場合は

丸めたバスタオルが高すぎるか、あごが上がりすぎているか、

もしくは重症の場合です。

 

予防法は痛みやしびれが出ないことが大前提です。

痛みやしびれが出ているのにもかかわらず

我慢したり、無理をして行うと悪化する

原因になりますので注意してください。

胸郭出口症候群の原因と治療法

胸郭出口症候群は首(斜角筋)や胸の筋肉(小胸筋)が

緊張してその近くを通っている神経を圧迫して上腕、

前腕、手に痛みやしびれが出ます。

 

原因としては、交通事故によるむちうち、寝違え、転倒による

頭部打撲、急に後ろへ振り向いたときの首の捻挫、ストレートネック、

なで肩の姿勢、腕立て伏せやベンチプレスで胸筋を鍛えている、

慢性的な肩のこり、長時間座った姿勢で仕事をしている場合です。

 

病院での治療は症状がひどくなければ筋弛緩剤や血流を良くする

薬が処方されます。症状がひどい場合はブロック注射や鎮痛剤が

出されます。また、院内のリハビリとしてストレッチやマッサージで

固くなっている首や胸の筋肉をゆるめます。

 

接骨院や整体での治療は、炎症が強い場合には患部を

冷やし、炎症がない場合は患部を温めて血流を良くします。

 

その後に緊張している首と胸の筋肉のストレッチや

マッサージ、歪んだ頚椎や肩甲骨を矯正します。

 

病院や接骨院での電気や手技治療が強すぎる、

もしくは痛みをやしびれが出る場合は我慢しないで直ぐに

先生に伝えて下さい。症状に対して治療が適合していない、

もしくは刺激が強い可能性があります。

胸郭出口症候群の予防法

予防法は首や胸の筋肉が固くなる前に、ラジオ体操など

軽い運動をしたりストレッチをしたり、温めたり、

リラックスした姿勢になることです。

 

リラックスした姿勢とは、例えば椅子に座っていれば、

座る位置を変えて背もたれに腰や背中の下部をぴったりくっつけます。

これによって前傾姿勢が改善され、頭の重みによって首や肩の

筋肉が引っ張られたのがなくなります。

 

肘かけがある椅子であれば腕をのせると、腕の重みによって

緊張していた胸の筋肉がゆるみます。

 

これは車の運転でも同じです。

 

首のストレッチは、のどの両サイドを走っている

筋肉(斜角筋)を伸ばします。

 

まず、痛みのない範囲で首を後ろに倒して斜め上を向きます。

右側の筋肉を伸ばしたいのであれば左斜め上を見ます。

この姿勢から、左手を頭の上にもってきて手の平を右前頭部に当てて

左斜め後方にゆっくり引っ張って伸ばします。

 

気持ちよいところで引っ張るのを止めて、その姿勢で30秒間

維持します。これを3セット行います。

 

胸の筋肉のストレッチは下記の動画をご覧ください。

まとめ

手のしびれで一番多いのが胸郭出口症候群です。

次に多いのが頸椎ヘルニアです。

3番目は手根管症候群です。

 

胸郭出口症候群は病院でのレントゲンやMRI検査などでは

分かりにくいので、患者さんに首を回したり倒してもらったりして

腕や手に痛みやしびれがでないか確認します。

 

また、腕をバンザイするように伸ばして後ろへ引っ張って

もらいます。この時に腕から手にかけて痛みやしびれが

ないかチェックします。

 

もしも腕や手に痛みやしびれが出たならば胸郭出口症候群の

可能性が高いです。

 

頸椎ヘルニアは整形外科でMRIを撮れば直ぐに分かりますが

写真では異常がなくても症状が出ることがまれにあります。

 

初期症状だけではヘルニアかどうか判断するのは難しいので

患者さんも病院へは行かずに我慢してしまうことが多いです。

 

頸椎ヘルニアは胸郭出口症候群よりも悪化すると

危険です。仕事や日常生活に支障をきたします。

 

ですので手がしびれたら、直ぐに病院へ行って

レントゲンやMRI検査を受けることをお勧めします。

 

頸椎ヘルニアで知ってほしいのは、症状が悪化すると

手の方へ下がってきます。症状が改善されると腕の方へ

上がってきます。

 

「手のしびれがなくなって、腕がしびれるようになりました」

 

こんな時は良くなっていますので安心して下さい。

 

「腕のしびれがなくなって、手がしびれるようになりました」

 

これは悪化していますので注意して下さい。