左手の親指を曲げると第一関節が痛い腱鞘炎の3つの原因と対処法

  • 親指を曲げると痛い
  • 瓶のふたやボトルのキャップを回すと痛みが走る
  • 車のハンドルしっかり握れず、回しづらい
  • 物をつまんで持ち上げることが困難
  • 朝が痛い

親指の使い過ぎ

ある朝、突然、左手の親指を曲げた時に第一関節に

激痛が走った。特に何もやっていないのに不思議だ。

それから仕事で親指を曲げるときに痛みが走るようになった。

 

細かい作業のため親指をよく使うので、腱鞘炎だろうと

思った。休みの日は親指を使わないので痛みが軽減した。

しかし、仕事を始めるとまた直ぐに親指が痛くなる。

 

冷湿布を貼って様子をみていたけど、良くなるどころか

悪化していったので病院で診てもらうことにした。

 

「何科で診てもらえればいいのだろう?」

 

今まで親指が痛くなることなんてなかったから

ネットで調べてみた。どうやら整形外科や接骨院で

診てくれるらしい。

 

どちらで最初に診てもらうか迷ったが

近くに整形外科があったので、そこで親指を診てもらった。

 

レントゲンを撮ってから先生が痛みの場所を聞いた後に

親指を触ったり、曲げたりして

 

「どの部分が痛いですか?」

 

「あ、ここです。」

 

と左手の親指のつけ根を指差した。

 

「第一関節の付近だね。普段、よく指を使いますか?」

 

「ハイ、仕事で細かい作業をしているので指はよく使います」

 

やっぱり使い過ぎが原因なのかな?

 

「骨には異常ありませんでした。きっと指の使い過ぎに

よる腱鞘炎でしょう。痛みが強い場合は注射を打つこともできます。

そうでなければ湿布を出しますが、どうしますか?」

 

湿布を貼っても痛みが消えなかったので

注射を打ってもらうことにした。看護士さんから

手渡された針が細い注射を先生が手にとって

 

「ちょっと痛いけど我慢してね」

 

「は、ハイ」

 

採血するときの注射よりも痛かったけど

数分後には指が曲げやすくなっていた。

 

「これで様子を見て、できるだけ指を使わないように

して下さい。もしも痛みが続き日常生活に支障をきたすようで

あれば簡単な手術で良くなりますよ」

 

う~ん、指はどうしても仕事で使わないといけない、

仕事も休めない、とりあえず先生が勧めてくれた

腱鞘炎を予防する専用サポーターをしてみよう。

 

それから仕事で指を使うとき、痛みが少し和らいだが

完全に消えることはなかった

物をつまんで持ち上げることが多い

痛みが残ったけど、専用サポーター

のおかげで何とか仕事は

できている。

 

 

痛みが完全に消えていないまま、

急遽異動になり仕事の内容が大幅に

変わった。商品詰め替え作業だ。

 

ベルトコンベアで流れてきた、

ちょっと重たい小さな商品を

指でつまんで持ち上げて

パッケージに入れる作業を

何度も繰り返す。

 

以前の作業よりも親指に負担がかかり、サポーターをしても

痛みが強くなった。これはまずい。手術は避けたかったから

もう一度ネットで腱鞘炎の治療を得意としている病院や接骨院を

探してみた。

 

ある接骨院が腱鞘炎の治療実績が多かったので

ここで診てもらうことにした。先生に左手の親指が痛くなる経緯を

話して何が原因で、どのような治療をするのか聞いてみた。

 

「腱鞘炎の原因は2つあります。1つは腱が太くなってしまったこと。

もう1つは腱を包んでいる腱鞘の内側がギザギザになったことです。

と言っても分かりにくいと思いますので刀をイメージして下さい。

 

刀が腱です。そして刀を収める鞘(さや)が腱鞘です。

この刀が少し太くなると鞘に収めにくくなりますよね。

また、鞘の内側が錆びてギザギザになっても同じです。

この状態で刀を抜いたり、収めると刀と鞘の内側で

摩擦が起きます。これが腱鞘炎のメカニズムです」

 

なるほど、先生の説明は分かりやすい。

 

「刀が太くなったり、鞘がギザギザになる原因は

病院の先生がおっしゃったとおり指の使い過ぎです。

特に同じ動作を何度も繰り返すと発症しやすいです」

 

やっぱり指のつかい過ぎなんだぁ~。

心配ている私の顔を見て先生が

 

「指を曲げると痛いので、指が曲がらないように

テーピングで固定しておきます。完全に曲がらないわけでは

ありませんから仕事はできますので安心して下さい」

 

「分かりました」

手首をひねることが多い

毎日、テーピングで親指を固定してから

痛みが軽減し、少しずつ曲げるか角度が広がっていった。

 

順調に回復していったが仕事で商品を入れる瓶やボトルのふたを

開けたり、しめたりしていたら、親指だけでなく手首も痛くなってきた。

 

ふたがかたいから力を入れないと開かないので、どうしても

指に力が入る。その状態で手首をひねるので指関節や手関節に

炎症が起きているのだろう。

 

先生から痛みが強い時は氷水のアイシングが効くと聞いていたので

直ぐに冷蔵庫から氷を出して袋に入れて水を少し足した。

それを痛みのある手首と指に10分間当てたら、指や手首がまげづらいも

痛みは嘘みたいに消えている。

 

「氷水のアイシングってこんなに効果があるんだぁ~」

 

そういえば手首に痛みがあるときは

テーピングよりもサポーターがいいって先生が言っていたな。

よし、スポーツ店で探してみよう。

 

大手スポーツショップで手首用のサポーターを

探してみる。1つはテニスの選手がやっている手首にはめる

バンドタイプ。もう1つは一枚のバンドで巻いて固定するタイプ。

 

先生は一枚タイプの方が固定力を調整できるのでお勧めだと

教えてくれたので一枚タイプを迷わず購入した。

 

それから一ヶ月、テーピングとサポーターで

できるだけ指や手首に負担がかからないようにして

仕事が終わったら直ぐにアイシングをし、お風呂上りにも行った。

 

先生の治療も並行して受けて患部にアイシングと超音波、指の関節と

手首の関節を矯正して可動範囲を広げてくれた。

 

すると痛みがほぼ消えて親指を曲げて、指先が手の平に

つかなかったのがつくようになった。手首も捻っても

痛くない。これなら大丈夫だ!

テーピングによる対処法

腱鞘炎にはテーピングがとても有効です。

その理由は、骨折した時は別ですが、包帯やギプスなどで

がっちり固定してしまうと指を使う仕事ができなくなるからです。

 

指が曲げられて、痛みが出る直前で関節が動かなく

ようにテーピングを貼れば効果があり、予防にもつながります。

 

今はパソコンやスマホがないと仕事ができない時代です。

テーピングはいろんな種類がありますが、選ぶとしたら

伸縮性のあるものがベストです。

 

水に触る仕事の方には防水タイプのテーピングも

売っていますのでご安心ください。

 

貼り方は自分でもできるのでやってみて下さい。

まとめ

仕事や家事で指に力を入れる人や指をよく動かす人は

腱鞘炎になりやすいです。

 

使い過ぎで起きることがほとんどなので、指を使わなければ

自然と治っていくのですが、これが難しいですね。

日常生活で指を使わないことはないですから。

 

指の骨折でなければ、強くも固定できない、

なので、お勧めなのがテーピング固定です。

テーピングのメリットは指を固定しても動かせること、

デメリットは毎日張り替えるなければならないので

慣れれば苦ではないのですが、最初は面倒くさいかも

しれません。

 

指の骨折、突き指、捻挫は他の部位と比べて治りが

悪いです。その理由は先ほど述べた固定がしにくいという

ことです。

 

しっかり固定できれば直ぐに良くなるのですが

どうしても痛みや軽減すると、直ぐに使ってしまうので

治療期間が長くなる傾向にあります。