この腰痛は危険!病院ですぐに診てもらう必要がある3つの腰痛と対処法とは

病院では異常なしと言われたのに腰痛が続くのはなぜ?

  • 腰が痛いのに、病院で異常なしと言われた
  • 整形外科でレントゲンを撮っても原因が分からない
  • 整体や接骨院に通院しても治らない
  • お風呂やストレッチ、運動をしても痛みが緩和しない
  • 湿布や痛み止めの薬を飲んでも一時的に痛みが軽減するだけ

知ってました!?腰痛の原因は85%分かっていないことを!

「先生、腰が痛いんです!」

「病院で診てもらいましたか?」

「ハイ、でも異常がないと言われまして・・・」

 

腰を痛めたことのあるあなたは、こんな

経験はありませんか?腰が痛いのに原因が分からないって!?

 

実は腰痛の原因は85%分かっていないのです。

公式に日本整形外科、日本腰痛学会が2012年に

「腰痛診療ガイドライン」で発表しています。

 

「え~~~~~~」って思った方もいると思いますが事実です。

 

ということは、残りの15パーセントは原因が分かる腰痛

であるということです。それが危険な腰痛であり、

そして、原因が分からない腰痛は危険な

腰痛ではないと私は判断しています。

 

ここで腰痛で悩んでいるあなたに質問です。

腰の痛みはどこで感じますか?

皮膚ですか?それとも腰ですか?

いえいえ違います。脳ですよね。

 

ということは脳にダメージを与えるストレス、うつ病

などのメンタル疾患でも腰に痛みを感じることが

あるということです。事実、自律神経失調症の患者さんを診ると

全身が痛い、だるいと訴えてきます。その中に腰痛が含まれています。

 

精神的疾患ではなくて筋肉の緊張や骨の歪みによって

腰が痛いのであれば、安静にすれば自然治癒力が働いて

痛みが軽減します。時間がかかるかもしれませんが。。。

(自然治癒力を引き出すために病院でのリハビリや

接骨院、整体で治療を受けることになります)

 

しかし、神経痛はすぐには良くならないことが現場ではよくあります。

みなさんがよく知っている坐骨神経痛など・・・

たぶん、神経と脳はつながているので、損傷した神経を回復させるための

信号が遮断され、自然治癒力が働かないものだと私は考えています。

 

危険な腰痛や骨折、変形、骨粗しょう症、側弯症でなければ

整形外科などの病院でレントゲンを撮っても異常なしと診断されるでしょう。

 

しかし、レントゲンでは異常が見つからなくても神経が写るMRIを

撮ると危険な腰痛が見つかるのも事実です。

 

3つの危険な腰痛でレントゲンで分かるのは1つです。

それは脊椎すべり症・脊椎分離症です。他の2つの危険な

腰痛である椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症は

MRIを撮らないと分かりません。

 

これから危険な3つの腰痛

椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎分離症・脊椎すべり症に

ついて解説していきます。

椎間板ヘルニア

ヘルニアという言葉は一度は聞いたことがあると思います。

ヘルニアは「飛び出す」という意味なので椎間板ヘルニアだけ

でなく内臓疾患である脱腸もヘルニアも含まれますので

間違えないで下さいね。

 

腰にヘルニアがある場合は腰椎椎間板ヘルニア、

首にヘルニアがある場合は頸椎椎間板ヘルニアといいます。

ここでは略してヘルニアとさせて頂きます。

 

さて、ヘルニアは突然、発症することは少ないです。

骨と骨の間には椎間板という軟骨があります。その中に

ゼリー状の髄核というものがあり、これが膨らんで神経に

触り症状が出ます。この髄核が急に飛び出すことは少なく

猫背など悪い姿勢などによって徐々に膨らんでくるので、

突然ヘルニアになることはまれです。もしも、突然ヘルニア

なった場合はたまたま神経に触っていなかっただけでしょう。

 

ちょっと専門的に書いたので理解できなかった人もいるかと

思います。クリークコロッケバーガーで分かりやすく説明しますね。

上下のパンが骨に当たり、コロッケの部分が椎間板、

そして中にあるクリームが髄核となります。ヘルニアは

上下のパンをぎゅっとつまんだ時にコロッケの中のクリームが

飛び出した状態がです。ご理解して頂けたでしょうか。

 

次に自分がヘルニアかどうか見分けるには

 

①せき・くしゃみ、排便時に痛みがでる

②起床時が一番痛い

③中腰や前屈をすると痛い

 

上記の3つが全て当てはまる人はヘルニアの可能性が

高いので、すぐに病院で診てもらうことをお勧めします。

当てはまった人はヘルニアがどの段階なのか

あらかじめチェックしておいたほうがいいでしょう。

 

段階は大きく分けて3つに分かれます。

 

①膨留(髄核が飛び出して少し膨らんだ状態)

クリームコロッケが少し膨らんだ状態

②突出(髄核が大きく飛び出した状態)

クリームが今にもコロッケの外へ飛び出しそうな状態

③脱出(髄核が椎間板を破って飛び出した状態)

クリームがコロッケから飛び出した状態

 

に分かれます。

 

①の場合にはせき・くしゃみで痛みが出ますが

まだしびれが出ていない状態です。腰から

お尻、太ももの前側、側面、尾てい骨に

痛みが出るのが特徴です。

 

②の場合は①に加えて放散痛やしびれが出るのが特徴的です。

特に太ももの後ろ側、ふくらはぎに症状が出ます。

 

③は前期と後期に分かれます。

前期は痛みはないけど足がしびれっぱなし。

後期は症状はなく、髄核が飛び散って

組織(マクロファージ)に吸収されて治ります。

 

あなたのヘルニアはどれに当たりますか?

 

①のレベルであれば体操で治ります。

②のレベルであれば治療が必要です。

③の前期は治療が長期間かかるか手術になります。

後期は治りますが、前期の段階を我慢しないといけません。

 

腰のヘルニアで初期症状、①の段階であれば治療や体操で

80%の確率で治ります。腰の痛みがいつもよりも長引いている、

もしくは痛みやしびれが足に向かって下がってきている、

足に力が入らない、足の感覚がおかしい場合はすぐに

病院でMRIを撮ってもらって下さい。

 

ヘルニアは早期発見、早期治療で治療期間が変わってきます。

対処法

写真のように腰をそらす体操を行います。

これによって、後方へ飛び出した椎間板が、腰を伸ばすことに

よって椎間板が元にもどります。

 

ただし、この体操を行っている最中に痛みが出た場合や

終わってから痛みが出る場合は中止してください。

 

やり方は写真のようにおなかは床につけたまま、腕立て伏せを行う

感じで肘を伸ばして腰をそらして下さい。体がかたい人は肘を伸ばせない

と思いますので、その場合は肘をついて伸ばしてくれればいいです。

 

3秒で上体を上げて上を向くようにあごを上げます。

そして3秒かけて元の状態に戻します。

これを10回×3セットを一日4回行います。

 

いきなり4回はきついと思いますので、まずは1回から

はじめて慣れてきたら2回、3回と増やしてくれればいいと

思います。

 

初期症状にはとても効果のある体操なので、積極的に

行えば直ぐに治ります。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症は高齢者に多い疾患です。

背骨の中心にある太い脊髄神経が通っている脊柱管が

何らかの原因で狭くなって脊髄神経を圧迫して症状が出ます。

 

脊柱管狭窄症の原因は様々ありますが、多くは退行性病変といって

老化によるものです。脊柱管をおおっている靭帯の肥厚(黄色靭帯)や

靭帯の骨化(後縦靭帯)、老化による関節の変形(変性すべり症)、

骨の増殖(骨棘)などによって脊柱管が狭窄されてしまいます。

 

他にもちょっと難しいですが、椎体骨折、パジェット病、先天性骨形成異常、

峡部脊椎すべり症などがあります。

 

この中で最も多い原因は脊柱管をおおっている靭帯の肥厚です。

厚くなった靭帯を伸ばしたり、もしくは手術で切除したり、脊柱管を

広げたりします。

 

脊柱管の特徴的な症状があります。それは歩くと腰からお尻、ひどいと

足にかけて痛みが走り、少し座って休むとまた歩くことができる間欠性跛行があります。

散歩やウォーキングでいつも歩いている距離が痛みやしびれで

歩けなくなってしまったら疑った方がいいでしょう。

 

自分が脊柱管狭窄症かどうか分からない場合は立っているときと

座っているときでは、どちらが痛いか確認してください。

長時間立つことが困難になり座っているほうが痛みやしびれが

でない場合は脊柱管狭窄症の可能性が高いです。

 

直ぐに悪化する病気ではないので、できるだけ早く気づくことが

大切です。我慢したり、何もしないでいると手術をすることになります。

 

早く見つけて早く治療を開始すれば、良くなる確率が非常に

高くなります。

 

一つ忘れないでほしいことがあります。それは脊柱管狭窄症と症状が

似ている疾患があることです。閉塞性動脈硬化症(AO)という病気です。

 

動脈硬化が進行すると足の動脈がつまったり、狭くなったりして

足がしびれたり、冷えたりします。歩くとふくらはぎが痛くなったり、

つったりし歩行困難になりますが、休むとまた歩くことが可能になります。

 

血圧が高くないか、血圧を下げる薬を飲んでいないか、

血液の流れがよくなる薬を飲んでいないか確認して下さい。

もしも上記のような症状があり、高血圧の方は病院で一度

診てもらうことをお勧め致します。

対処法

ウイリアム体操といって脊柱管狭窄症に効果のあるストレッチです。

脊柱管は腰を反らすと狭くなり丸くすると広がります。これを利用して

仰向きで寝て行います。

 

まず痛みやしびれが出ている側の足を胸に近づけるように

曲げて、両手で膝(お皿の下)を包むこむように把持します。

 

この状態からおへそに向かってゆっくり下に押して

腰を伸ばします。胸の方へ引きつけてしまうと、腰ではなく

背中が伸びてしまうので注意して下さい。

 

できるだけおへそに向かって下に押してほしいのですが、

多少は胸の方へ膝が移動します。

 

腰が気持ちよく伸びたところで30秒間キープします。

これを3セット行います。この時、必ず痛みのない範囲で

行ってください。

 

よく痛みが出るくらい強くストレッチした方が効くと思って

頑張ってやる方がいますが、これは間違いですので

注意してください。

 

もしもストレッチのやっている最中や終わった後に

痛みやしびれが出ましたら直ぐに中止して下さい。

この場合はまだストレッチをやる段階ではないので

治療に専念して下さい。

脊椎分離症、すべり症

脊椎分離症は骨に何度も衝撃が加わることによって

左右に背骨が二つに分かれてしまう疾患です。

 

どうしてこのようなことが起きるかといいますと

例えば、腰を反らす運動やスポーツを激しく

定期的に行うとします。

 

腰を反らすということは背骨も反ることになります。

軽く反る分には衝突しないのですが、スポーツや運動で

背骨が反り過ぎると上の骨と下の骨が後方部分で

ぶつかってしまい、これが繰り返されると骨にひびが入り、

離れてしまいます。

 

ですので脊椎分離症を起こす人は、成長期の中学生や

高校生で部活やスポーツをやっている人に多くみられますが、

もともと先天的に骨が離れている人もいます

 

脊椎すべり症は腰骨が前に大きく移動してまったことを

いいます。原因としては老化や激しい運動やスポーツで

起きると言われています。

 

老化によって骨粗しょう症など骨がもろくなったり、

軟骨がすり減るとグラグラになり不安定になります。

歯で例えるならば虫歯になった状態です。

 

この状態が続くと骨が動きやすくなるのですが、

腰骨の後ろは強い靭帯でおおわれているため、

骨は前に移動しやすくなります。

 

激しい運動やスポーツで何度も腰を反り過ぎると

腰の骨が少しずつ正常位から前に移動していきます。

少しなら大丈夫ですが、大きく移動をすると骨の近くを

通っている神経を引っ張ってしまい痛みが出ます。

対処法

分離症やすべり症になると骨が不安定になり、グラグラして

前後に動きやすくなります。この動きを止めるために

体幹トレーニングが効果的です。

 

その理由は骨周辺の筋肉、つまり深部の筋肉を鍛えることに

よって骨が安定するからです。

 

体幹トレーニングにはいろいろありますが、まずは

写真の体幹トレーニングをお勧めします。

 

四つん這いになり片方の足と反対側の手を

上げて真っ直ぐ伸ばします。この状態で10秒間キープします。

(写真は手がまだ伸びていない状態です)

 

最初は体がグラグラして難しい思いますが、トレーニングを

続けていくと体が動かなくなり安定します。

 

この体幹トレーニングのポイントは、顔を下に向けて

行うことです。顔を上げて行うと腰が反ってしまい

痛みが出てしまうことがあるからです。

 

顔を下に向けることによって腰が反らなくなり

痛みを伴わないでトレーニングすることができます。

 

もしもトレーニングをしている最中に痛みが出ましたら

まだやる段階ではないか、やり方が間違っている可能性が

あります。

 

分離症やすべり症予防の体幹トレーニングが

必ず痛みのない範囲で行うことが重要です。

まとめ

いかがでしたか。3つの危険な腰痛を理解できましたでしょうか?

大切なことはどの腰痛もできるだけ早く発見して、直ぐに治療を

始めることです。

 

そのためにはあなたの腰痛が危険な腰痛なのかどうか

知る必要があります。

 

そのためにこの記事が参考になれば嬉しいです。

 

腰痛がいつもと違う痛みが出たり、しびれが出現したら

腰を前に倒した方(前屈)が痛いのか、それとも後ろに

倒した方(後屈)が痛いのか確認してください。

 

前屈で痛い場合には椎間板ヘルニアの疑いがあります。

(例外として腰を反らしても痛みやしびれがある場合もあります)

後ろに腰を反らした時に痛い場合には高齢者に多い脊柱管狭窄症か

もしくは若人に多い脊椎分離・すべり症の可能性があります。

 

どの方向に倒しても痛い場合にはぎっくり腰、もしくは

内臓の疾患が考えらるので専門の病院で診てもらいましょう。

 

症状について詳しくはこちら

腰痛

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