危険な腰痛!ヘルニアで病院の手術、接骨院で治療を受けた場合のメリット、デメリットとは

病院や接骨院でのヘルニア治療

腰のヘルニアは骨と骨の間にある軟骨(椎間板)が

後ろ(背中側)に飛び出し、神経に触って腰からお尻、足に

かけて鈍痛や放散痛、しびれがでる疾患です。

 

分かりやすく説明するとサンドウィッチをイメージして

下さい。サンドウィッチを両手で持ってパンをギュッと押さえて

食べようとしたとき中に挟まっているチーズやハムが

外へ出てきた経験はありませんか?

 

これが椎間板ヘルニアの容態なのですが

骨にあたる部分がパンであり、椎間板である軟骨が

ハムやチーズです。

 

この出てきたハムやチーズを切るのが手術であり

押し込んで戻すのが手技療法です。

 

飛び出した椎間板の大きさによって治療法が変わってきます。

今回は病院での手術と接骨院の手技療法について解説してきます。

切開手術(Love法:ラブ法)

ラブ法は昔から行われている手術です。全身麻酔で行われます。

メスで腰を5センチ前後、縦に切開して飛び出した椎間板を切除します。

術後は数週間の入院とリハビリが必要です。最近はマイクロラブ法

(Micro Love法)法といって手術跡を小さくするために、

神経を傷つけないないために顕微鏡を使って行われるように

なってきました。

身体に負担がかかりますし、術後は身体を固定され動けません。そのうえ数週間の入院も必要です。

 

●メリット

・保険が効く

・確実に飛び出した椎間板を確実に除去できる

・効果が高い

・顕微鏡を使えればり直視下よりも効果が高い(MLD法)

・内視鏡を使って手術ができる(MED法)

 

●デメリット

・手術時間が他の手術比べて長い

・全身麻酔のため体に負担がかかる

・ラブ法の場合、傷跡が大きい

・3週間程度の入院しなければならない

・再発しないためにリハビリが必要

内視鏡を使った手術(PED法)

内視鏡を使ったヘルニアの手術であるPED法は

2003年に出沢明先生によって初めて日本に導入されました。

 

ヘルニアの手術では画期的だと思います。今後、

この手術が主流になることは間違いないでしょう。

なぜなら、体に対する負担が少なく、手術時間も短い。入院する必要もなく

傷跡が小さい。保険も効くので経済的負担も少ない。

 

 

・メリット

・一日で手術は終わるので入院する必要がない

・内視鏡で手術するので傷跡が少ない

・局所麻酔なので身体への負担が少ない

・再発率が少ない

デメリット

・高度な技術が必要なためPED手術ができる先生が少ない

・PED手術が受けられる施設が少ない

・ヘルニアの状態によってはできないこともある

レーザー手術

レーザー手術は他の手術と違って飛び出した椎間板を切り取るのではなく

椎間板の真ん中にレーザーを当ててドーナッツのように穴を開けます。

 

その穴を埋めるために椎間板が入り込み、飛び出した椎間板が

引っ込むという手術です。

 

この手術は切開手術や内視鏡手術と違って、直接見て行うのではなく

レントゲンで間接的に見ながらレーザーを当てるので、成功するか

しないかは先生の技量に関係してきます。

 

●メリット

・手術は一日で終わる

・入院しなくてもよい

・ヘルニアの初期の段階では効果が高い

・体への負担が少ない

・直ぐに症状が軽減する

 

●デメリット

・100%治る保証はない

・保険が効かないため費用が高額(自費治療)

・ヘルニアの中期・後期は初期に比べ効果が下がる

・一回の手術では治らない場合はもう一回受けなければならない

・再発する可能性がある

接骨院での治療

接骨院では腰椎椎間板ヘルニアの治療は、まずヘルニア専用の

ベッドが最低必要です。このベッドがなければヘルニアを根本的に

治すことは難しいです。

 

ヘルニア専用のベッドは上半身と下半身のパーツに別れていて

下半身のパーツが床に向かって下がり、元に戻ります。

 

病院でのリハビリは牽引が一般的で上下に腰を伸ばすのですが、

ヘルニア専用ベッドは仰向きで寝て、ベッドの下半身のパーツが

動くことによって腰が伸びるだけでなく、反らすこともできるのが

特徴です。

 

ヘルニア専用のベッドがあるからといって、直ぐに治せるわけでは

ありません。高度な技術を要するので、専用ベッドで治療ができるまでには

長時間の訓練が必要です。また、重症レベルの場合は他の技術も必要に

なってきます。

 

●メリット

・手術をしなくてもよい

・仕事を休まず働きながら治療を受けられる

・一次的ではなく、根本的に治すことができる

・施術はバキバキしないから痛みがない

・自宅でできる効果的なストレッチを教えてくれる

 

・デメリット

・高度な技術がいるため、根本的に治す接骨院が少ない

・ヘルニア専用のベッドがないと治療できない

・1回の治療だけでは治らない

・ヘルニアは法律上、接骨院では健康保険が効かない

・治療が終わっても、直ぐには効果を感じられないこともある

 

ヘルニアのタイプ

膨留型

ヘルニアのなかで最も多いタイプです。整形外科などの病院では

 

「(椎間板)ヘルニアの初期症状ですね」

 

「(椎間板)ヘルニアになりかけていますね」

 

「椎間板症ですね」

 

と先生から言われます。

 

椎間板は周りを取り巻く繊維輪と中にある髄核で

形成されています。饅頭で例えると外側の皮が

繊維輪であんこが髄核です。

 

膨留は、この髄核がMRI写真で見ると3~5mm突出した状態です。

腰が局所的に痛く、放散痛もあり、しびれはお尻に

でます。太ももから足にかけては、まだしびれが

出ていないのが特徴です。

 

また、せきやくしゃみで腰に痛みが出ます。

突出型

 

膨留型ではなかった太ももから足にかけて

痛みやしびれが出ているのが特徴です。

 

MRI写真では飛び出した髄核が5~8mmぐらいまで

大きく突出しています。

脱出型

 

椎間板が飛び散ったもので腰には痛みはなく

お尻から足にかけて痛みやしびれが非常に強いです。

 

動くだけで痛みやしびれが出るので、歩くのも困難です。

痛みで眠れなかったり、痛みで目が覚めることもあります。