歩くと足のつけ根が痛い股関節の痛みの5つの原因とストレッチによる対処法

股関節の痛みの原因は大きく分けると先天性後天性に分けられます。

先天性とは生まれた時に股関節が脱臼したり(先天性股関節脱臼)、

股関節の形態に異常があったり(先天性臼蓋形成不全)、子供の頃に

軟骨の変形(ペルテス病)によって股関節の動きに制限され、

大人になって二次性変形性股関節炎になってしまう病気です。

 

先天性による股関節の痛みは、変形してしまった後は

治療しても少し良くなる、もしくは現状維持がほとんどです。

ですので、悪化しないためにストレッチをして股関節の可動範囲が

狭くならないように、筋肉がかたくならないようにすることが大事です。

 

後天性の場合は1つは老化によって軟骨がすり減り

一次性変形股関節炎になってしまうこと。もしくは

外傷、体重の増加、姿勢の悪化によって股関節が

歪んでしまうことがあげられます。

 

今回は後天性による股関節の痛みについて

解説していきたいと思います。

股関節の痛みでこんな悩みがありませんか?

  • 病院で変形性股関節炎と診断された
  • 歩いたり、動いたりすると痛い
  • ストレッチや寝ていたり、じっとしていると楽
  • 赤ちゃんの時に脱臼したことがある(先天性股関節脱臼)
  • あぐらが組めない

変形性股関節症

後天性である一次性の変形性股関節炎には

様々な原因がありますが、その多くは老化です。

 

よくある例が、転倒などによる骨折(大腿骨頭頸部骨折)や

膝が変形してしまう変形性膝関節症によって動くことが少なくなり

軟骨がすり減って股関節が変形してしまうことが多いです。

 

軟骨がすり減ると関節の隙間が狭くなり、関節同士がぶつかったり

関節の動きが制限されて痛みや歩行が困難になります。

 

一次性の変形性股関節炎には女性に多くみられる疾患ですが

その理由として閉経などによって女性ホルモンのバランスが悪くなると、

骨がスカスカになる骨粗しょう症になり、股関節に負荷がかかると

思われます。

 

変形性股関節症は発症しても直ぐに気づくことは少なく

ある程度痛みが出てから病院で受診することが多いです。

 

この時には病態が進行しているので治療期間が長くなります。

ですので、以前から股関節に違和感を感じる、歩いたり動いたりすると

足のつけ根が痛い、階段の上り下りが困難、しゃがんだり立ったりするのに

時間がかかる、あぐらがかけないときは直ぐに病院で診てもらうことを

お勧めします。

 

対処法としては、とにかく早期発見、早期治療が大切です。

体重の増加

運動不足や過食によって急激に体重が増えると

上半身の重みが股関節に負担がかかってきます。

 

そうなるとどうなるか?上からの重みによって

股関節の隙間が狭くなり、関節の可動域に

制限がされます。

 

どんな関節も隙間があることによって

スムーズに動くことができます。

 

股関節は他の関節と違って

深い関節でしっかりした構造をしているので

簡単に隙間が狭くなることが少ないのですが

いちど狭くなると元に戻りにくくなり、歩いたり

階段の上りが困難になります。

 

対処法としては体重を落とすしかないのですが

直ぐに落そうと身体に負担がかかるので、一ヶ月に

1,2㎏落とすくらいのペースで夜の食事、特にごはんなど

炭水化物を減らしてもらうだけで体重が落ちていきますので

試して下さい。

 

1,2キロ痩せるだけでの股関節の動きがスムーズになり

痛みが軽減しますので頑張ってください。

 

腹筋など運動ができれば一番良いのですが

時間がないのと、意思が強くなりと続かないので

まずは食事制限からスタートすることをお勧めします。

 

5kg痩せると股関節の痛みが緩和しているのを

実感できます。長期視点て一気に痩せるのではなく

コツコツ減量していきましょう。

 

ちなみに朝や昼やしっかり食事をとってもらっても

かまいません。動くことが多いのでカロリーが

消費されるからです。

筋肉の緊張

股関節にくっついている前側の腸腰筋と後ろ側にある

梨状筋が緊張すると足の骨である大腿骨が上に引っ張られて

股関節の隙間が狭くなることがあります。

 

この場合の対処法は筋肉をストレッチするだけで

痛みが軽減します。ストッチのやり方は簡単です。

 

腸腰筋は仰向きに寝て股関節と膝関節を90度曲がるように

足を椅子やソファーにおいて足を置いて5分間待つだけです。

次に片足は伸ばして、もう一方の足は90度曲げて椅子やソファーに

乗せて90秒待ちます。終わったら反対の足も行います。

 

梨状筋のストレッチは下記の動画をご覧下さい。

股関節や骨盤のゆがみ

足を組むくせがあったり、横座りをしたりなど姿勢の悪化に

よって骨盤や股関節が歪むことがあります。

 

一度歪むと他の関節と違って戻りにくくなります。

どのようにずれるかといいますと、関節の中心から

ズレルことがほとんどです。

 

そのため、股関節を動かすことによって

関節内で上手く動かず足の動きに制限がかかります。

 

対処法としては股関節に影響を与えている骨盤の矯正や

股関節の矯正によって関節を正しい位置に戻します。

 

どうやって行うかといいますと、仰向きに寝て

痛い側の足首を持ちます。

 

最初に足を上げて止まったところから半分下げて止めます。

そこから今度は横に広げて止まったところで半分戻します。

最後に外側に足首をねじって、止まったところで半分内側に

戻します。この状態で少し後方へ牽引して引っ張り、少しもとに

戻して、また少し引っ張ります。これを30回戻します。

 

これによって関節内にある関節液(滑液)の流れを良くして

股関節がスムーズに動くようになります。

偏平足

意外かもしれませんが偏平足が股関節に影響を

与えていることがあります。

 

足のアーチがなくなると土踏まずが落ちて

偏平足になるのですが、下からの衝撃を吸収できず

突き上げられ膝や股関節にまで負担がかかります。

 

偏平足かどうかは、立った状態で土踏まずに最低

指2本入るかです。入らない場合は偏平足の疑いが

あります。また、床を歩くときにペタペタ音がします。

 

対処法としては土踏まずの靴を履くか、インソールなどの

中敷きをかますか、足の裏をマッサージすることです。また

病院や接骨院なので偏平足を矯正してもらうことです。

 

股関節の痛みがある人は、偏平足になっている

ことが多いので一度確認してもらうことをお勧めします。

ただし、座った状態では分からないので、必ず立った状態で

確認してください。

まとめ

股関節を痛みがある人は足のつけ根の奥が痛いと

訴えてきます。最初は股関節に違和感を感じ

何となく歩きにくい感じがします。

 

この時に治療を開始すれば直ぐに良くなります。

ただし、ほとんどの場合、我慢できる痛みなので

放置していることが多いです。

 

股関節の痛みが強いと、治療を直ぐに開始しても

臨床上直ぐに良くなることが少ないです。

ですので、股関節に違和感を感じたら直ぐに

病院や接骨院で治療を受けることをお勧めします。

 

特に歩き方が以前と違ってスムーズに足を運ぶことが

できなくなったり、階段の上り下りがつらくなったり

長時間歩くと痛みが出る場合は股関節に何らかの

問題があることが多いです。

 

自分の身体を過信しないで早期発見、早期治療が

早く良くなることにつながります。