椎間板ヘルニアは病院で手術、それとも接骨院や整体で施術、どっちが早く治るの?教えて!?各治療法と効果を!

腰のヘルニアとは

国民の2800万人は腰痛であるといわれています。

そのなかでもっとも多いのがヘルニアです。

 

人間だけでなく、ダックスフンドなどの犬にも

起こる椎間板ヘルニアとは、腰の骨と骨の間にある

椎間板が外へ飛び出した状態です。

 

もう少し詳しく説明すると椎間板の真ん中にある

ゼリー状の髄核が飛び出した状態です。

 

クリームコロッケバーガーで例えると 

クリームコロッケをはさむ上下のパンが骨に

あたります。

 

そしてクリームコロッケが骨と骨の間に

ある軟骨(椎間板)です。

 

クリームコロッケバーガーを食べる時に両手で

パンをギュッと押さえたときにつぶれてしまい

クリームコロッケのクリームが飛び出して

しまうことがヘルニアです。

 

そのクリームが手(神経)についたとき

症状がでます。

 

ヘルニアは腰だけでなく首でもおきます。

首の場合は手や腕がしびれるだけでなく、背中も

しびれることがあります。

腰のヘルニアセルフチェック表(3つ以上当てはまる人はヘルニアの疑いがあります)

  • 起床時が一番痛い
  • 中腰が痛い
  • せき、くしゃみ、排便時に痛み
  • しびれが腰だけでなく足にまで放散痛がある
  • 足の感覚がおかしい、足の力が入りづらい

病院での治療

病院での腰のヘルニア治療はレントゲンやMRIを撮ってみて

神経の圧迫が少なく、手足にしびれなどの症状がない軽度の場合は

安静と痛みどめの治療薬で様子をみることになります。

肥満な人には食事制限をするように言われます。

治療期間の目安は2週間から1ヶ月です。

 

足がしびれるなど中度の場合はブロック注射、しびれをとる治療薬、

電気、牽引や運動療法などのリハビリをすることになります。

治療期間の目安は1ヶ月から3ヶ月です。

 

腰のヘルニアの重度は腰からお尻、足にかけて耐えれないほどのい

痛みやしびれがでます。足に力が入らず、ふくはぎの感覚も

異常に冷たい、もしくは熱くなります。さらに歩くこともできず、

寝ていても痛いです。

治療期間の目安は3ヶ月以上です 。注射や薬、

リハビリでも改善しない場合は手術を勧められます。

病院での手術

手術は大きく分けると内視鏡による手術と

レーザー手術があります。

 

内視鏡による手術(PED手術)は骨に穴を開けて、

神経を圧迫している飛び出した軟骨(椎間板)を除去します。

 

失敗をすると神経を傷つけてしまい後遺症が残るので

高度な技術が必要です。

 

リスクが高いので国内では、数十名の医者しか

この手術ができなません。

 

メリットは健康保険が効くので費用は15万円~で、

傷跡も数千センチなので目立つことはありません。

 

レーザー手術は椎間板の中にレーザーを照射して

穴を開けて空洞をつくり、そこに飛び出した椎間板が

引っ込むという手術です。

 

内視鏡のように直接、飛び出した椎間板を

切り取る手術ではないので、術後の経過は良くなることも

あれば変わらない、もしくは悪化することもあります。

 

そのため、健康保険は適用されず30万~50万円と

高額な費用になります。

 

何をしてもヘルニアが治らず、病院で手術をすることに

なったときは、内視鏡もレーザーも高度で繊細な技術が

必要なので、失敗しないために病院選びは慎重に

行うことをお勧めします。

整体や接骨院での施術

ヘルニアには3つの段階があり、それぞれによって

施術が違います。

 

手術する場合は最終段階ですので、よっぽどひどく

なければ手技療法で治ることが多いです。

ヘルニアの初期(膨留型)

膨留型はヘルニアの中でもっとも多いです。整形外科で検査してもらうと

ヘルニアの初期の状態、椎間板ヘルニアになりかけていると診断されます。

MRIで椎間板の状態を確認すると3~5mm突出しています。

 

症状は痛みが腰部に限局され放散痛があり、しびれは

お尻の骨(仙骨)から尾てい骨、お尻の上部まで出ていますが

太ももから下には出ていません。せきやくしゃみをすると痛みが

出現します。

 

この場合の当院の治療は特殊ベットに膝を伸ばした状態で

仰向きに寝てもららいます。特殊ベッドのベッドの下半身の

部分が下にさがるので、これによって腰が上下方向に伸ばしながら

反らすことができます。

 

病院での牽引療法は上下に伸ばすことはできますが

反らすことができません。ですので椎間板がそれほど動くことは

ありません。

 

その理由は椎間板は腰を後ろに反らすと前に移動して、前屈すると

前に移動するからです。この原理を使って腰を伸ばしながら

特殊ベッドで反らすことによって後ろに飛び出した椎間板を

前に移動させて元の位置に戻します。

 

初期の段階であれば、約80%の確率で良くなります。

ヘルニアの中期(突出型 癒着なし) 

MRIで椎間板が5~8mmぐらいまで大きく突出している

状態です。この場合の症状は膨留型の症状プラス太ももから

足にかけて痛みやしびれが出ている状態です。

 

治療方法はは膨留型のようにいきなり腰を伸ばして反らすと

痛みが出てしまうので、まずは特殊ベッドに仰向きで寝てもらい

両膝を45度曲げて腰を伸ばしならが反らします。

 

両膝を曲げることによって、腰が強く伸びなくなります。

またベッドに寝る位置によっても伸びる強さが変わってきます。

最初はベッドの上の方に寝てもらって軽く伸ばすところから

スタートします。ベッドを最後まで下に倒しても痛みが出なくなったら

寝る位置を少し下に下げて腰の伸びを強くします。

 

さらにこれでも痛みやしびれが出なくなったら両膝を伸ばして

腰を伸ばして反らします。

ヘルニアの後期(癒着あり)

写真は突出型と同じですが、

神経と椎間板が癒着しているかどうかは

MRIでは判断できません。

 

ですので、最も治療が難しいです。

 

治療期間は2ヶ月から3ヶ月かかります。

症状としては歩行困難で寝ている時も痛みが出ます。

仰向きで寝て片足を上げると直ぐに腰から足にかけて

激痛や強いしびれがでます。

 

癒着型とは飛び出した椎間板が神経とくっついている状態です。

ですので椎間板を移動させる前にこの癒着の状態をはがす

必要があります。例えるなら怪我をしてできたかさぶたを

剥がすイメージです。ですので慎重にゆっくり行わないと神経に

ダメージを与えるために治療が難しく、施術者の経験と感覚が

必要になってきます。

 

治療は最初に腰を反らすのではく反対に

腰を前に曲げます。これによって神経に癒着した

椎間板を切り離すことができます。

 

治療の流れは特殊ベッドにうつ伏せに寝てもらい、軽くベッドを下げて

腰を丸めるように伸ばします。これを繰りかえることによって

神経に癒着した椎間板がはがれてきます。但し、強く腰を伸ばして

いきなりはがそうとすると、上記の例で説明するならば、

かさぶたをいきなり取ろうとすると出血するように

悪化してしまいます。そのため治療期間がかかってしまいます。

 

癒着がはがれてきたら、ノーマル型と同じように仰向きになって

寝て両膝を腰を伸ばしながら反らします。同時にお尻の下に

手を当てて軽く下に引っ張りながら反らすことによって

癒着をはがしながら、椎間板を動かします。

 

このように上向きと下向きの2段階で治療を行います。

 

癒着型のヘルニアはどうしても治療期間がかかるので

耐えらない、もしくは直ぐに治したい人は手術を勧めます。

ヘルニアの末期(脱出型)

脱出型のヘルニアは根本的な治療の限界を超えています。

かといって手術をすれば良くなるとも言いきれません。

 

脱出型の状態は飛び出した椎間板の中にある髄核が

靭帯を突き破って神経に触り、垂れ下がっている状態です。

例えるなら歯磨き粉を出そうとチューブを強く押したら

歯磨き粉が出過ぎて垂れ下がってしまった状態です。

 

症状は腰の痛みはなく足の痛みやしびれが強いです。

何もしなくても痛みやしびれが出て、歩行も困難になり

夜寝ようとしても、どの姿勢で寝れば痛みやしびれが

消えるのか分からない状態です。

 

脱出型は時間はかかりますが数ヶ月で飛び出した髄核が

周囲にある細胞のマクロファージが食べてくれることがあります。

全て食べてくれると痛みやしびれが消えます。

 

治療としては、腰を伸ばして反らすような

治療ではなく、マクロファージの活動を活発化

させるために細胞への刺激と脳脊髄液の流れを

良くし神経へ栄養を送り、老廃物を吸収して

椎間板を修復をはかります。

 

ヘルニアの段階による施術法

まとめ

ヘルニアの治療は病院、接骨院・整体によって異なります。

 

病院ですと、注射と薬、湿布、牽引によるリハビリ

接骨院であれば電気と短時間マッサージ、整体であれば

長時間マッサージと骨盤や背骨の矯正の場合が多いです。

 

どれが一番良いかは、実際に治療を受けてみないと

分かりません。何回か受けてみて症状が軽減すれば

治療を続けた方がいいと思います。

 

もしも症状が全く改善しない場合は、違う病院、接骨院・整体

に転院をして治療を受けたほうが個人的には良いと思います。

 

その理由は治療やリハビリを続けても、痛みやしびれが軽減しない、

もしくは変化しないまま長期間通院した場合、完治するまでに

時間がかかるからです。

 

なかなか病院や治療院を変えることは勇気がいりますが、

ヘルニアをできるだけ早く治したいのであれば、

思い切ってヘルニア治療に力を入れている、

病院、接骨院・整体に転院することをお勧めします。