手術は必要なの!?教えて!椎間板ヘルニアの3つの種類と治療法

腰のヘルニアとは

椎間板ヘルニアとは腰の骨と骨の間にある椎間板が

外へ飛び出した状態です。もう少し詳しく説明すると

椎間板の真ん中にあるゼリー状の髄核が飛び出した

状態です。まんじゅうで例えると中のあんこが

外へ飛び出した状態です

 

腰がずーっと痛くて、しびれが出てきたので

整形外科でMRIを撮ってもらったら、先生から

 

「手術かもしれませんね」

 

と突然言われたら困ってしまいますよね。

実はヘルニアには3つの段階があり

それぞれによって治療法が違います。

手術する場合は最終段階ですので、

よっぽどひどくなければ手技療法で治ることが

多いです。

 

今回はヘルニアの3つの段階における当院の

治療法について解説してきます。

腰のヘルニアセルフチェック表(3つ以上当てはまる人はヘルニアの疑いがあります)

  • 起床時が一番痛い
  • 中腰が痛い
  • せき、くしゃみ、排便時に痛み
  • しびれが腰だけでなく足にまで放散痛がある
  • 足の感覚がおかしい、足の力が入りづらい

膨留型(ヘルニアの初期)

膨留型はヘルニアの中でもっとも多いです。整形外科で検査してもらうと

ヘルニアの初期の状態、椎間板ヘルニアになりかけていると診断されます。

MRIで椎間板の状態を確認すると3~5mm突出しています。

 

症状は痛みが腰部に限局され放散痛があり、しびれは

お尻の骨(仙骨)から尾てい骨、お尻の上部まで出ていますが

太ももから下には出ていません。せきやくしゃみをすると痛みが

出現します。

 

この場合の当院の治療は特殊ベットに膝を伸ばした状態で

仰向きに寝てもららいます。特殊ベッドのベッドの下半身の

部分が下にさがるので、これによって腰が上下方向に伸ばしながら

反らすことができます。

 

病院での牽引療法は上下に伸ばすことはできますが

反らすことができません。ですので椎間板がそれほど動くことは

ありません。

 

その理由は椎間板は腰を後ろに反らすと前に移動して、前屈すると

前に移動するからです。この原理を使って腰を伸ばしながら

特殊ベッドで反らすことによって後ろに飛び出した椎間板を

前に移動させて元の位置に戻します。

 

初期の段階であれば、約80%の確率で良くなります。

 

突出型(ヘルニアの中期)

癒着なし型(ヘルニアの中期)

MRIで椎間板が5~8mmぐらいまで大きく突出している

状態です。この場合の症状は膨留型の症状プラス太ももから

足にかけて痛みやしびれが出ている状態です。

 

治療方法はは膨留型のようにいきなり腰を伸ばして反らすと

痛みが出てしまうので、まずは特殊ベッドに仰向きで寝てもらい

両膝を45度曲げて腰を伸ばしならが反らします。

 

両膝を曲げることによって、腰が強く伸びなくなります。

またベッドに寝る位置によっても伸びる強さが変わってきます。

最初はベッドの上の方に寝てもらって軽く伸ばすところから

スタートします。ベッドを最後まで下に倒しても痛みが出なくなったら

寝る位置を少し下に下げて腰の伸びを強くします。

 

さらにこれでも痛みやしびれが出なくなったら両膝を伸ばして

腰を伸ばして反らします。

 

癒着型(ヘルニアの後期)

癒着型のヘルニアは最も治療が難しいです。治療期間は

2ヶ月から3ヶ月かかります。症状としては歩行困難で寝ている時も

痛みが出ます。仰向きで寝て片足を上げると直ぐに腰から足にかけて

激痛や強いしびれがでます。

 

癒着型とは飛び出した椎間板が神経とくっついている状態です。

ですので椎間板を移動させる前にこの癒着の状態をはがす

必要があります。例えるなら怪我をしてできたかさぶたを

剥がすイメージです。ですので慎重にゆっくり行わないと神経に

ダメージを与えるために治療が難しく、施術者の経験と感覚が

必要になってきます。

 

治療は最初に腰を反らすのではく反対に

腰を前に曲げます。これによって神経に癒着した

椎間板を切り離すことができます。

 

治療の流れは特殊ベッドにうつ伏せに寝てもらい、軽くベッドを下げて

腰を丸めるように伸ばします。これを繰りかえることによって

神経に癒着した椎間板がはがれてきます。但し、強く腰を伸ばして

いきなりはがそうとすると、上記の例で説明するならば、

かさぶたをいきなり取ろうとすると出血するように

悪化してしまいます。そのため治療期間がかかってしまいます。

 

癒着がはがれてきたら、ノーマル型と同じように仰向きになって

寝て両膝を腰を伸ばしながら反らします。同時にお尻の下に

手を当てて軽く下に引っ張りながら反らすことによって

癒着をはがしながら、椎間板を動かします。

 

このように上向きと下向きの2段階で治療を行います。

 

癒着型のヘルニアはどうしても治療期間がかかるので

耐えらない、もしくは直ぐに治したい人は手術を勧めます。

脱出型(ヘルニアの末期)

脱出型のヘルニアは根本的な治療の限界を超えています。

かといって手術をすれば良くなるとも言いきれません。

 

脱出型の状態は飛び出した椎間板の中にある髄核が

靭帯を突き破って神経に触り、垂れ下がっている状態です。

例えるなら歯磨き粉を出そうとチューブを強く押したら

歯磨き粉が出過ぎて垂れ下がってしまった状態です。

 

症状は腰の痛みはなく足の痛みやしびれが強いです。

何もしなくても痛みやしびれが出て、歩行も困難になり

夜寝ようとしても、どの姿勢で寝れば痛みやしびれが

消えるのか分からない状態です。

 

脱出型は時間はかかりますが数ヶ月で飛び出した髄核が

周囲にある細胞のマクロファージが食べてくれることがあります。

全て食べてくれると痛みやしびれが消えます。

 

治療としては、腰を伸ばして反らすような

治療ではなく、マクロファージの活動を活発化

させるために細胞への刺激と脳脊髄液の流れを

良くし神経へ栄養を送り、老廃物を吸収して

椎間板を修復をはかります。

 

腰のヘルニアが悪化しないストレッチ体操

症状について詳しくはこちら

腰椎椎間板ヘルニア

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