教えて!物を持ち上げたり、手をギュッと握ると肘の内側が痛い原因と対処法

何もしていないのに肘の内側が痛い!

肘の痛みは野球のピッチャーのように同じ動作の

繰り返しによって起きることが多いです。例えば腕を

鍛えるために重たいダンベルを何度も持ち上げて

筋トレをしたり、意外かもしれませんがスマホや

パソコンの使い過ぎによっても起きます。

 

病院で検査をして肘が骨折していなければ

痛み止めの注射や薬、湿布、サポーターをして

様子をみることとなります。

 

今回は肘の痛みの中でも特に多い内側の

痛みについて解説していきます。

肘の内側が痛い原因とは

日常生活でペットボトルのキャップやビンのふたを

力を入れて開けようしたときや、仕事で重たいものを

持ち上げた時に

 

「あれ!肘の内側が痛いなぁ~」

 

って感じたことはありませんか?また

テニスや野球、ゴルフをやっている時に突然、

肘の内側に痛みが走ったことはりませんか?

 

実はこれ、内側上顆炎といって肘の内側が炎症を

起こしていることをいいます。

(専門的にはフォアハンドテニス肘、野球時肘やゴルフ肘といって

肘の内側の骨、内側上顆付近の腱や滑膜の炎症のことをいいます)

 

物を持ち上げたり、手をギュッと握る動作のときに働く腕の筋肉は

肘の内側の骨のくっついています。この筋肉が過度に緊張する

ことによって肘の内側の骨(内側上顆)を引っ張ってしまい

炎症を引き起こします。

 

プロテニスプレーやプロゴルファー、プロ野球投手が

練習中、試合中に肘を痛めて戦線離脱することはテレビや

ニュースでよく聞くと思います。

 

これはボールを打つ時や投げる時は手首を前に曲げて

内側にひねり、肘関節をの伸ばす動作をします。

この時に肘の内側にくっついている筋肉が緊張した状態で

強く伸びるため、肘の内側に炎症を起こして痛める原因になります。

 

原因の多くは使い過ぎによるオーバーユースや肘に負担のかかる

フォームによって発症します。肘のスポーツ障害で有名なのは

「関節ねずみ」ですね。これは関節内遊離体といって、

筋肉に引っ張られて離開した骨のことです。

 

プロ野球投手は肘の内側の靭帯(内側側副靭帯)が断裂する

ケースが多いのですが、この場合は長掌筋という筋肉の腱を移植して

繋ぎ合わせるトミージョン手術を行います。
(1974年にロサンゼルスドジャースのトミージョン投手が初めて行ったのが由来)

病院や接骨院での治療

急性期の治療

基本はRICE処置を痛めてから3日間(72時間)行います。

 

Rest:安静

Ice:冷却

Compression:圧迫

Elevation:挙上

 

この中でも冷却、つまりアイシングがとても重要になります。

急性期は患部に炎症が起きているので冷やす必要があります。

よく、病院でもらった冷湿布(白い湿布)を貼る人がいますが

悪くはないですが、冷やすという意味では効果がうすいです。

 

またアイスノンやアイスパックで冷やす人もいますが

これは冷えすぎて凍傷の危険性があるので絶対に

使用しないで下さい。

 

一番効果があるのが氷水です。大きい氷であれば

小さく砕いて、それをビニール袋に入れて少し水を

足してください。

 

これを肘の内側に10分間当てます。

最初の3分間は冷えて痛いかもしれませんが

3分超えると慣れてくるので安心して下さい。

どうしても耐えられない人は肘の上にガーゼを当てて

その上から冷やして下さい。

 

痛みが引くまでは、2時間おきに10分間冷やすことを

お勧めします。氷水によるアイシングがなぜ良いかと

いいますと氷がとける時に発生する液化熱が、炎症で

生じた熱を奪ってくれるからです。汗が蒸発するときに体温を

下げることと同じような原理です(気化熱)。

 

よく、お風呂などに入って温めて腕をマッサージする人も

いますが、急性期は絶対に行わないで下さい。

炎症が起きているということは身体の中で

火事が起きています。温めるという行為は

火に油を注ぐようなことですので注意して下さい。

 

アイシング以外で効果が高いのは

超音波、テーピングです。

慢性期の治療

慢性期に入ると炎症はおさまって

いるので肘関節の調整とストレッチ

が効果的です。

 

肘関節は上腕骨とういう腕の骨と

橈骨、尺骨とうい前腕の2本の骨で

構成されています。

 

炎症がおさまったのに、肘の内側が

まだ痛い原因は前腕の骨である橈骨

と尺骨(肘頭)がゆがんでいる、

もしくは前腕の筋肉の緊張が

あげられます。

(橈側・尺側手根屈筋、円回内筋)

 

軽い矯正によって、橈骨や尺骨は矯正されるので

元の位置にもどれば肘の関節がスムーズに動くように

なり痛みが軽減します。

 

筋肉の緊張は前腕の手の平側で起きています。

ストレッチの方法は痛みがある側の肘を真っ直ぐ

伸ばして手首を曲げて指先を下へ向けます。

反対の手で痛みがある側の手の指(親指以外)を

持って後ろへ引っ張ってストレッチします。

もしも、痛みが出るようであれば、まだ炎症が

おさまっていないので中止して下さい。まだ

やる段階ではないと思います。

まとめ

肘の痛みは同じ動作を何度も繰り返すことによって

起きることが多いので、日常生活や仕事で肘が痛くなるとき、

何をしているときなのか、一度思い出してみて下さい。

 

もしもパソコンやスマホの時に肘が痛いのであれば

使用時間を短縮する、もしくは休憩を多めに入れながら

使うといいといいでしょう。

 

重たいものを持つ時に痛い場合は

反対の手で持つ習慣を身につけるといいと思います。

 

キャップやふたを開ける時に痛い時は

誰かに頼みましょう。

 

肘が痛いのにもかかわらず無理をして使うと

炎症だけではおさまらず剥離骨折などを

起こすこともあります。

 

ゴルフやテニス、野球で肘の内側が痛くなったら

直ぐに中止して氷水で冷やしてください。

肘の痛みに対する最高の薬は休息です。

頑張り過ぎは禁物です。